雪の櫛形山日帰り登山【伊奈ヶ湖から中尾根登山道ピストン】

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登山記
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山梨県は甲府盆地の南西部に位置し、南アルプスの『前衛峰』の一つにあたる櫛形山(くしがたやま)。標高は2,052m、日本二百名山に選ばれています。

その名の通り櫛を伏せたようなおおらかな山容が特徴で、甲府盆地のどこからでも確認することができ、富士山や南アルプスの白峰三山の眺望が楽しめるお山としても有名です。

夏季は南側の池の茶屋登山口が最短ルートになりますが、積雪期は林道が通行止めなので東側の伊奈ヶ湖(県民の森)から中尾根・北尾根登山道で登るのがベターとなっております。

まだまだ雪山な春の3月上旬に友人と2人で登ってきました。

ルート・コースタイム

スマホを省電力モードにしていたため、ログが途切れまくっております…

帰りに白峰三山のビューポイントである裸山に寄ってピストンしてきた感じです。

総距離、標高差はおおよそですが以下になります。

コースタイム

6:25伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場 ⇒ 10:13ほこら小屋10:37 ⇒ 11:34櫛形山山頂13:06 ⇒ 13:32裸山13:52 ⇒ 14:34ほこら小屋14:59 ⇒ 16:19伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場

総距離:約13km 標高差:約1,300m
合計山行時間:9時間54分

感想としては、外見によらずまあまあ距離があり登り応えのあるルートでした。

降雪があったので登山口からオール雪道で、自分らも含めほとんどの人がアイゼンではなくチェンスパ履いてました。

ピッケルが必要になるほどの傾斜は無く、オールストックでいけました。

電波はドコモは終始良好でした。

駐車場

伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場

伊奈ヶ湖の県民の森第1駐車場を利用。無料です。

第1~3まであり、計60台駐車可能とのことです。

2024年3月訪問時はなんか工事してました。

伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場の冬季トイレ利用不可の案内書き

とのことです!

登山記

早朝の櫛形山

前夜は道の駅とよとみで車中泊。

朝5時起床し櫛形山へ向かいます。

なだら~かな山容です。

伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場

6時ごろ県民の森第1駐車場に到着し、6時半ごろ出発!

伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場前にあるウッドビレッジ

目の前にウッドビレッジという宿泊施設があり、はじめこの左の道かと思いましたが

櫛形山中尾根登山口

向かって右側に中尾根登山口がありました。

櫛形山中尾根登山口

ヤマレコ見たら、ここ最近も熊の目撃情報がありました。

すでに雪があるので

チェーンスパイク

チェンスパ装着。

結局下山までこちらでいけました。

櫛形山中尾根登山道

序盤はよく見る手入れの入った樹林帯歩きです。

櫛形山中尾根登山道
櫛形山中尾根登山道の景観

嫌いじゃない景観です。

櫛形山中尾根登山道

ピンクテープは多いです。

櫛形山中尾根登山道

雪が多くなってきて楽しくなってきました~

櫛形山中尾根登山道

ふかふかに見えますが、クラストしていて少々歩きにくかったです。

油断したり足跡外すと膝下までズボっと。

櫛形山中尾根登山道

この山はずっと樹林帯なので基本眺望はほぼ望めず、木々の間からたまに見えるぐらいです。

抜けがよければ甲府盆地とその周囲の山々が見渡せるナイスロケーションなのですが…

櫛形山中尾根登山道から見る富士山

富士山はまあまあ距離が近いので、やはり存在感あります。

櫛形山中尾根登山道から見る八ヶ岳

八ヶ岳がかっこいい!

櫛形山中尾根登山道から見る金峰山

金峰山も目立ちますねー

櫛形山中尾根登山道から見る甲府盆地

甲府盆地。

夜景綺麗そうです。

こうやって街を見下ろす風景、好みなんです。

奥にはこないだの晩秋に歩いた大菩薩嶺~牛奥ノ雁ヶ腹摺山が見えました。

櫛形山中尾根登山道のサルオガセ

そして、中盤から増えてくるのがこのサルオガセ。

地衣類の一種で、入笠山でもよく見かけました。

櫛形山中尾根登山道のサルオガセ

この景観がけっこういい感じで、とろろ昆布に例えられてることから『トロロの森』と呼んでる人もいるみたいです(笑)

櫛形山の原生林
櫛形山の原生林

この辺は正式には原生林と呼ばれていて

櫛形山の原生林を歩く登山者

こんな森を歩くのが最高に気持ちいいです。

櫛形山の原生林を歩く登山者
櫛形山の原生林
櫛形山のほこら小屋

出発から4時間弱でほこら小屋に到着。

無人の避難小屋となっており、2,000年に改築されたみたいですごく立派です。

15名ぐらい寝れるとのことで、左手にトイレ、小屋裏に水場もあります。

櫛形山の原生林

その前の景観も解放感があっていい感じです。

雪の上の小動物の足跡

いつもですが、こんな足跡を見るとなんかほっこりするんですよね。

櫛形山の原生林

再び原生林を歩きます。

櫛形山の原生林を歩く登山者

眺望は無くても、逆にこれはこれで楽しめました。

櫛形山の原生林
櫛形山の標識

山頂が近くなってくるとコースが多いのか標識がたくさん出てきて、ちょっと混乱しました。

櫛形山山頂

そしてほこら小屋から1時間ほど、出発から5時間ちょっとで山頂に到着!

この先20分ぐらいいったところに三角点のある「奥仙重」がありそこまで行かれる方が多いのですが、なんか面倒くさくなってしまいこちらをゴールとしました。

櫛形山山頂からみる富士山

ちょうどその反対側に抜けが良く富士山のビューポイントがあったので

櫛形山山頂からみる富士山と登山者

映えショットを。

櫛形山山頂で富士山眺めながら鍋焼きうどん

そして絶景をおかずに鍋焼きうどんランチを楽しみました。

雪山でクッカー使用時はこれマストです!

櫛形山の原生林を歩く登山者

1時間半ぐらいまったりしてしまい、帰りに南アルプスの白峰三山が良く見える裸山へ寄ってみることにしました。

櫛形山の中尾根登山道

分岐を裸山方面へ行くとトレースが細くなり、この辺はスノーシューやワカンがあったら快適っぽかったです。

櫛形山の害獣対策の柵

こんな害獣ゲートを越え

櫛形山の害獣対策の柵

あの上へ登ると

櫛形山の裸山

裸山へ。

櫛形山山頂からだと30分弱ぐらいでした。

予習してきたけど、すごいです!

櫛形山の裸山から眺める白峰三山

予想の倍ぐらい近い!

まさに白峰!!

櫛形山の裸山から眺める北岳

右から。北岳(3,193m)。

バットレスが目立ちますね~

櫛形山の裸山から眺める間ノ岳

真ん中。間ノ岳(3,190m)。

櫛形山の裸山から眺める農鳥岳

左。農鳥岳(3,026m)。

農鳥だけ登ってないので、いつか登りたいです。

櫛形山の裸山から眺めるアサヨ峰と甲斐駒ヶ岳

右奥にはおそらくアサヨ峰と奥に甲斐駒ヶ岳。

櫛形山の裸山から眺める白峰三山

あたくしはこの裸山を”白峰三山大展望山”と名付けることとします!

櫛形山の裸山から眺める富士山

反対側には富士山がニョキっと頭出してました。

櫛形山の登山道と標識

当初は裸山に行ったら北尾根から下る周回ルートを考えてましたが、ちょっと時間が押してきてしまったのでコースタイム的には若干の差ですが中尾根で下ることにしました。

櫛形山の原生林

帰りもトロロの森を楽しみながら。

櫛形山の原生林を歩く登山者

好天の日曜でしたが、トータル20人も見なかったかなーと思います。

櫛形山登山道

少し急斜面のトラバースはありましたが、気を付けてればさほど危険ではなさそうでした。

櫛形山登山道

16時ごろの山ってなんか寂しいんですよね。

伊奈ヶ湖・県民の森第1駐車場

そしてゴーール!

下りは裸山から2時間半ぐらいでした。

近くの日帰り温泉

まほらの湯

まほらの湯

下山後の温泉は昨晩みたまの湯に行ったら激混みで諦めたのでリベンジしようと考えてましたが、一緒の友人の時間の都合で一番近くの日帰り温泉である富士川町のまほらの湯へ。

富士川町外の人は700円でしたが、券売機横のQRコードを読み取って店員さんに見せると100円引きしてくれました。

休憩室も広く、マッサージなど施設も充実。

お湯も露天もいい感じでした!

小さな食事処もあり

まほらの湯のお食事処で食べたからあげ定食

からあげ定食(850円)とノンアルビール(350円)で一杯やって帰りました。

まほらの湯のお食事処のメニュー

メニュー。

やまなみの湯

やまなみの湯

ちなみに、前夜はやまなみの湯に入りました。

やまなみの湯の券売機

入館料は2時間600円で、17時以降は21時半まで夜間利用で600円でした。

こちらも館内綺麗でお湯も良かったです。

やまなみの湯のお食事処のメニュー

食事処もあり

やまなみの湯のお食事処で食べたカツカレー

カツカレー(850円)を食べました。

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