日本一長い名前の山である牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)。標高は1,990m。
牛奥とはこの山の麓にある塩山牛奥という地名からで、雁ヶ腹摺山とは渡り鳥のガンが腹を擦りそうなほど低空で飛んでいたことからこの名前が付いたと言われ、山梨県のこの辺には雁ヶ腹摺山が付く山が3座(雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、笹子雁ヶ腹摺山)あります。(最近日影雁ヶ腹摺山という山も出てきたとか)
どの雁ヶ腹摺山も大月市の秀麗富嶽十二景に選ばれており富士山が良く見える山としても有名。そんな理由とこの長く難読な名前に惹かれいつか登りたいと思っており、今回は昔登った事のある百名山である大菩薩嶺から縦走してみました。
雲一つないド快晴で、富士山や南アルプス、奥多摩、奥秩父の絶景をお腹いっぱい堪能できました。
ルート
前日は道の駅甲斐大和で車中泊し、6時半ごろ牛奥ノ雁ヶ腹摺山の下山口予定である日川林道口駐車場に到着。3台ぐらいしか止めれなさそうな駐車場というより駐車スペース。
埋まってるかなーと思ってましたが幸い1台のみでした。でも自分が止めた後もう一台来て埋まりました。すぐ北側に数台止められそうな路肩が2か所ありました。
ちなみに地図は↓
今回は名古屋から来る友人と登るので、車2台だしここに1台をデポしてもう1台で大菩薩嶺のメジャー登山口である上日川峠に行き、下山後回収するプランです。
ちなみに、こちらから牛奥ノ雁ヶ腹摺山のピストンでしたら往復約2時間でいけます。
ちなみにちなみに、こちらより30分ぐらい登山道を下ったところにある「すずらん昆虫館前」バス停よりバスで上日川峠や甲斐大和駅に行けます。時刻表は↓
そして同バス停の隣にはペンションすずらんがあり、そこの駐車場が一日500円で利用可能なので、日川林道の駐車スペースが埋まっていた場合はそこの駐車場を利用するつもりでした。
15分ぐらいで上日川峠の駐車場に到着するも、第一は埋まっていたので第二を利用。第二も7時前には埋まったと思います。結果臨時の第四まで開放されたようです。
トイレ有り。
その前に見やすいマップ有り。
大菩薩嶺~大菩薩峠のみなら往復4時間ぐらいで帰ってこれる初心者向けの百名山でございます。
時計回りで登る人が多く、自分らも同じで大菩薩峠の後はマップ一番右にある小金沢山方向へ行く感じです。
12年ぶりだ。
こちらのロッヂ長兵衛脇の登山口よりスタート。
大菩薩嶺の山頂までは一時間半ぐらいで登れちゃいます。
しゅっぱーつ。
さすが11月末の晩秋。
霜がすごくて10cmオーバーばかりでした。
早く温めてくれ~
20分ぐらいで有名な福ちゃん荘に到着。
色々と充実。
宿泊もでき、宿泊者や食堂利用者はここまで車で来ることが可能です。
その前にあったマップ。
唐松尾根から登ります。
その名の通り、カラマツ林を歩きます。
気持ちの良いハイキングロード。
おはよう、富士。
途中からまあまあな登山道になりますが
振り返れば富士が居て、元気をもらう。
朝だけ強風でしたが、何度も振り返り美しい富士山にメロメロになってしまった。
左には今日これから歩く稜線。
後で知りましたが、甲州アルプスって言うんですね。
ここまで来れば登りはほぼ終わり。
こちらを左に行き樹林帯を数分歩くと
大菩薩嶺の山頂に到着。
団体さんがいたので写真撮ってササっと退散。
それにしても、大菩薩嶺~大菩薩峠への稜線は大パノラマロードでテンション上がりっぱなしだ。
最高しかない!
南アルプスと甲府盆地の絶景も富士に劣り無し!
南アルプス南部の山々に
大好きな白峰三山もクッキリ。
この笹原の稜線も素晴らしく
歩いていて最高に気持ちいい。
快晴予報の日曜日だったのでかなりの人でした。
賽の河原で小休止し
大菩薩峠へ。
大菩薩は嶺より峠の方が居心地良さげです。
そして大菩薩峠と言えばこの山小屋!
ノスタルジックで好きです。
色々と充実していて
これから登る山のバッヂも売ってました。
焼酎お湯割りを飲みたい気持ちを抑え、
甘酒を。
温まった~
今日のランチはキムチ鍋ですぜ!
自分は辛いの好きなのですが家族はダメで普段なかなかこんな鍋は食べられず、友人が気を使ってくれてキムチ鍋の食材担いできてくれました。
その心意気に感動してしまった。あざます!
小菩薩さん?
いつの間にかすごい賑わいでした。
小屋裏に無料のトイレがありました。感謝です!
お次はあちらの小金沢山へ向かいましょ。
その手前にある石丸峠へ。
こちらを右に行くと上日川峠に戻れるので、大半の登山者さんたちはこちらを右へ行っていました。
この辺の笹原は視界は最高なんだけど、日が当たる場所は霜が溶けて泥濘スーパースリッピー。
友人は何回も転んでました(笑)
ほんとに、視界は最高で
絶景ハイクですよ。
時折左側・東方向の眺望も開け
都心のビル群もクッキリ見えました。
しかも、石丸峠を過ぎるとめっきり登山者が少なくなるのでのんびり景色を堪能できます。
途中の小ピーク天狗棚山を越え
小金沢山へ。
左を見れば尾根尾根した奥多摩の山々。
を撮るあたくし。
大菩薩峠~小金沢山~牛奥ノ雁ヶ腹摺山の稜線は、こんな感じで樹林帯半分、眺望半分的な感じでした。
そして小金沢山到着!
さすが秀麗富嶽十二景!富士の眺望も良し!
大菩薩峠からはゆっくり写真撮りながら歩いて2時間ほどでした。
山頂はこんな感じでまあまあ腰掛けポイントあります。
お次の牛奥ノ雁ヶ腹摺山はあの山かな?自信ないけど。
再び気持ちの良い笹原&樹林帯を少々歩き、約40分ほどで
来ました!
今回のメイン、牛奥ノ雁ヶ腹摺山!うしおくのがんがはらすりやま!
やはり富士の眺望も抜群!
こんな山頂でまったりさせていただきました。
他の雁ヶ腹摺山もいつかコンプしようと思います。
下山は「バス停」方面へ。
するとすぐにこの山の名物である立ち枯れ地帯へ。
壮観~
大峰山の八経ヶ岳みたいだ。
枯れ木越しの富士山も絵になる。
なかなか見れない針山みたいな光景は見応えありました。
針山が終わるとこんな感じの樹林帯をずっと下ります。
道標はちょくちょくありましたが、たまにピンクテープがわかりにくい所がありました。
パノラマ岩付近から金峰山や八ヶ岳が綺麗に見えました。
最後の鹿よけネットを絡まりながら越え
日川林道にゴーール!
牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からはゆっくり歩いて1時間ぐらいでした。
上日川峠の車を回収し、今回のご褒美は国道411号の大菩薩ラインを少し下ったところにある大菩薩の湯へ。
3時間:620円 1日:1,040円(市内在住者は半額)
少しぬるめの高アルカリ泉
館内けっこういい感じで、食事処もあったので
肉そば食べて帰宅。
ここの受付のお姉ちゃんが愛想良くて印象良かったです。
おしまい
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