北アルプスは上高地の玄関口にドッシリ佇む焼岳。標高は2,455mで日本百名山に選ばれています。
その名の通り焼けるような活火山で、山頂付近には硫黄が噴き出す噴気孔があり、もくもく噴煙が上がっている活きた山。
北峰(2,444m)と南峰(2,455m)を持つ双耳峰であり、普段は南峰は登攀禁止となってますが積雪期は可能という事で、4月の残雪期に友人と2人で登ってきました。
ルート・コースタイム
最短コースである新中の湯登山口からのピストンです。
距離がバグっており、正しくは以下になります。
8:10新中の湯登山口 ⇒ 9:54広場 ⇒ 12:01焼岳南峰13:04 ⇒ 15:15新中の湯登山口
距離:約7km 標高差:約1,080m
合計山行時間:7時間5分
感想としては、南峰への直登ルートがやや急で高度感がありますが、落ち着いて登れば問題無いと思います。
ただ、ガチガチのアイスバーン時など、コンディションにより難易度は上がりそうです。
駐車場
国道158号線上、中の湯温泉旅館の少し上の「焼岳 登山口駐車場」を利用。
駐車場代は無料。約20台駐車可能。
![焼岳登山口駐車場](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0003.jpg)
駐車場というか広い路肩のような感じです。
満車になっても手前や奥の路肩にたくさん駐車できそうです。
登山記
![焼岳の新中の湯登山口](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0002.jpg)
駐車場に夜中に到着し、7時半ごろ起床。
名古屋から来る友人も到着し、8時過ぎに出発。
駐車場の目の前はこんな感じで、右の柵の向こう側に行くと
![焼岳の新中の湯登山口の看板・注意書き](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0004.jpg)
こんな看板があります。
焼岳は現役バリバリの活火山で入山規制される可能性もあるので、念のため事前に松本市のHPや岐阜県のHPで状況を確認することをおすすめします。
![チェーンスパイク](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0009.jpg)
はじめの20分ぐらい夏道でしたが、それ以降標高約1,800mより上はずっと雪道でした。
チェーンアイゼンがかなり大活躍。慣れてる人はアイゼン無しでも行けそうでしたが、安心感が違います。
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0018.jpg)
広場まではずーっとこんな感じの樹林帯。
時折まあまあな急登もありました。
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)の穴](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0013.jpg)
春なので、融雪による深めの穴や
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0015.jpg)
ツリーホールなどもたくさんあり、樹林帯はけっこう神経使いました。
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0023.jpg)
ピンクテープがたくさんあるのでルートは明瞭です。
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/1619249248831.jpeg)
黙々と歩き、2時間弱でやっと広場へ。
今日のゴールが見えました!
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)から見る穂高岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0037.jpg)
そして穂高が間近に現れました!
この山は穂高の展望でも有名でございます。
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)の広場](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0034.jpg)
こんな感じで、ほんと名前のとおり広場のように開けてます。
![残雪期の焼岳登山道(新中の湯ルート)から見る焼岳山頂](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0031.jpg)
そこからの焼岳。左が南峰(2,455m)で右が北峰(2,444m)。
夏の正規ルートは北峰までで、崩落の危険があるので南峰は立ち入り禁止になっています。(鞍部からのルート)
ちなみに北峰は以前夏に登りました。フォートラベルのサイトですがこちら。
![焼岳南峰](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0028.jpg)
これから登る南峰。
積雪時は左側から登れる感じなんですね。
![焼岳南峰を登る登山者](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0025.jpg)
あのルートすね。
![残雪期の焼岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0041.jpg)
こちらで10本爪のアイゼンに履き替え、気を引き締める。
![残雪期の焼岳を登る登山者](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/1619249262597.jpeg)
ちょっと緊張感ある斜度でしたが、ステップがしっかりしてたので大丈夫でした。
それより、めっちゃくちゃ暑く久々に雪焼けしました。腕と顔がヒリヒリ。
![残雪期の焼岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0047.jpg)
30度は無いぐらいでしょうか。
![残雪期の焼岳を登る登山者](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0049.jpg)
振り返る。
雪がシャリッシャリで
![残雪期の焼岳の穴](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0058.jpg)
時折ズボッと…
神経使いました。
![残雪期の焼岳を登る登山者と乗鞍岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0053.jpg)
乗鞍岳をバックにズボッといってる友人。
![残雪期の焼岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0051.jpg)
もう少し!
![残雪期の焼岳南峰山頂](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0069-1.jpg)
着いたーー!
出発から約4時間弱でした。
![残雪期の焼岳南峰山頂](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0084.jpg)
山頂標識は無く、こんな感じでケルンと棒がある感じでした。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める北アルプス裏銀座](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0070.jpg)
サスガ!眺望ばっつぐん!
イケメン達をご紹介。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める笠ヶ岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0081.jpg)
左から。笠ヶ岳。
数年後の2023年夏に笠新道のピストンで登りました。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める裏銀座](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0082-1.jpg)
真ん中あたりは以前一人で攻めた裏銀座の山々。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める槍ヶ岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0105.jpg)
槍ヶ岳もクッキリで
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める槍・穂高連峰](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0077.jpg)
からの穂高連峰もいい感じです。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める北峰と穂高岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0085-1.jpg)
すぐそこに北峰。越しの穂高。
モクモクしてて、時折硫黄のいい香りがぷーんと。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める北峰と前穂高岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0109.jpg)
向こうにも登ってる人いました。
以前、山頂直下の紀美子平まで登って夏バテ&高山病で撤退した前穂高岳。がかっこいい。
残雪期特有のゼブラ柄もナイスです。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める前穂高岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0110.jpg)
自分史上一番急登だった重太郎新道がどこかわからず。
フォートラベルですが、撤退記はこちら。
![残雪期の焼岳南峰山頂から眺める乗鞍岳](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_1123.jpg)
反対側、目の前にも絶景。
乗鞍の存在感がすごいです。
![残雪期の焼岳南峰山頂で昼飯を食べる登山者](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0103.jpg)
絶景バックに昼メシを。
![残雪期の焼岳登山道](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0115-1.jpg)
一時間ほどまったりし、下山しましょ。
![残雪期の焼岳を滑るスノーボーダー](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0120.jpg)
BCしてる人いました。
ボードやるけど、まだ挑戦する気になれない…
![残雪期の焼岳登山道](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0123.jpg)
下りはサクサク。
![残雪期の焼岳登山道](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0128.jpg)
あっという間に広場へ。
![残雪期の焼岳登山道](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0129.jpg)
やはり雪山歩きは楽しい。
![残雪期の焼岳登山道](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0131.jpg)
樹林帯は慎重に歩き、帰りは約2時間ぐらいで
![焼岳登山者専用駐車場](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0132.jpg)
ゴーール!
下山後の温泉・食事
![中の湯温泉旅館の日本秘湯を守る会の提灯](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_1126.jpg)
今回の下山後のご褒美は、登山口すぐ近くにある「中の湯温泉旅館」の日帰り入浴を利用しました。
時間:12:00~17:00
料金:大人800円 子供400円
![中の湯温泉旅館](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0136-1.jpg)
![中の湯温泉旅館](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0137.jpg)
“秘湯を守る会” 最高!
館内も綺麗で良き湯でした。
![中の湯温泉旅館の館内](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_1127.jpg)
![中の湯温泉旅館の館内](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_1128.jpg)
この辺は良い温泉はたくさんあるのですが、食事処は沢渡か平湯辺りまで行かないと無く、沢渡の「グレンパークさわんど」さんで
![グレンパークさわんど](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0140-1.jpg)
![グレンパークさわんどの山賊焼き定食](https://odekake-junky.com/wp-content/uploads/2024/01/DSC_0141-1.jpg)
山賊焼き定食食べて帰りました。
おしまい。
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