春の女王様に会いに残雪期の燕岳日帰り登山

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登山記
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山好きには言わずと知れた北アルプスの女王こと燕岳(2,763m)。

6年前のゴールデンウィーク明けにソロで登りましたが、今回は友人と2人で5月のゴールデンウィークに登ってきました。

この上ない好天に恵まれ、最高の絶景を堪能することができました!

ちなみに前回の山行記録はこちら。

ルート・コースタイム

一番メジャーな中房温泉起点の合戦尾根ルートのピストンです。

コースタイム

6:33第1駐車場 ⇒ 10:20合戦小屋10:25 ⇒ 12:20燕山荘13:15(昼飯) ⇒ 13:53燕岳山頂14:12 ⇒ 14:40燕山荘15:00 ⇒ 15:55合戦小屋16:15 ⇒ 18:47第1駐車場

総距離:約10.8km 標高差:約1,480m
合計山行時間:12時間14分

燕山荘手前でシャリバテになってしまい亀のようなペースに…燕山荘で昼飯食べたら復活しました。なのでコースタイムはかなり遅いです。絶景堪能しすぎて下山開始も遅くなり、なんとか日没ギリギリに下山完了。

コース状況としては、前回も同じぐらいでしたが第3ベンチぐらいから雪が出始め、冨士見ベンチ付近でチェンスパ装着。
アイゼン・チェンスパの割合は5:5ぐらいだったかと。腐ったシャーベット状の雪なのでそこまで変わらないと思います。

ピッケルは1割いないぐらい持ってる人もいましたが、合戦小屋から合戦沢の頭の急登とそこから燕山荘の間に2か所ぐらい急なところがあるぐらいで、この時期はストックでもいけると思います。

駐車場

中房温泉登山口の登山者専用第1駐車場

ゴールデンウィークの駐車場は争奪戦とのことなので、前日の21:30ぐらいに第1駐車場に到着し車中泊。

10台ぐらい空きがあり、23時過ぎには満車になったと思います。

でも、第2、3もそんな離れてないし苦にならないかと。

中房温泉登山口の登山者専用第1駐車場

朝、出発時の写真はこちら。

駐車可能台数は第1(50台)、第2(40台)、第3(30台)とのことです。

料金は無料。

グーグルマップだとこの『温泉橋』を渡ってすぐ左にあります。

登山記

駐車場から中房温泉への道

6時半ごろ駐車場を出発し、まずは登山口まで約300m歩きます。

山桜

山桜が綺麗に咲いていて

山桜の新芽を食べる猿

お猿さんたちに食われまくってました。

中房温泉登山口

中房温泉に到着し、こちらで登山届を提出。

中房温泉登山口

なんか立派になってました。

中房温泉登山口のトイレ

綺麗なトイレあり。

中房温泉登山口

よし!出発!

燕岳・合戦尾根の登山道

のっけから急ですが、さすがどメジャーなルートなだけあり、よく整備されていてそこまでキツさを感じません。

燕岳・合戦尾根のカラマツ林

よくありがちなカラマツ林。

燕岳・合戦尾根の登山道

ゴールデンウィークって大体天気良いですよね。

気候もちょうど良く、ほんと色々最適なシーズンだと思います。

燕岳・合戦尾根の新緑

この日も全国的に夏日が続出で、風もあまりなく初夏の様な暑さでした。

半袖の人も多かったです。

燕岳・合戦尾根の第一ベンチ

この合戦尾根はほぼ等間隔で休憩スポットのベンチがあるのでほんと助かります!

まずは出発から1時間弱で第1ベンチへ。

水場もあります。

燕岳・合戦尾根の登山道

黙々と樹林帯を登ります。

燕岳・合戦尾根の荷揚げ用滑車台

合戦小屋へ荷物を運ぶ滑車台を通り過ぎ

燕岳・合戦尾根の第二ベンチ

第2ベンチへ。

さすがGWの好天予報な土曜なだけあり、とんでもない数の登山者で写真がなかなか撮れず。

昨日も天気が良かったので、かなりの下山者ともすれ違いました。

燕岳・合戦尾根の登山道

登山標識や目印などもたくさんあり、環境抜群です。

燕岳・合戦尾根の登山道

気持ちいい~

燕岳・合戦尾根の登山道

第3ベンチあたりから雪が出てきて

チェーンスパイク

富士見ベンチあたりでチェンスパ装着。

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燕岳・合戦尾根の富士見ベンチ

超絶混んでました。

富士見ベンチは少し上にもベンチありますよ。

残雪期の燕岳・合戦尾根の登山道

目印はかなりあるのでルートは明瞭です。

残雪期の合戦小屋

出発から4時間弱でやっと合戦小屋に到着。

休み休み登ってるので、すでに約1時間ぐらいコースタイムよりオーバーしてます。。

残雪期の合戦小屋

夏はスイカで有名ですが、この時期はおしるこなんすね!

アイゼン履いたまま中に入れるのはありがたいです!

合戦小屋のメニュー

おしるこは800円。

合戦小屋のトイレ

トイレもアイゼン履いたままでOK!200円。

残雪期の燕岳・合戦尾根の登山道

合戦小屋から合戦沢の頭まではまあまあ急で、雪もシャリシャリで滑りやすく慎重に歩きました。

逆に下山はズルズル滑りながらだったので楽でした。

どんどん眺めが良くなり、大天井岳に槍ヶ岳も現れました!

残雪期の燕岳・合戦沢の頭

急登を乗り越え合戦沢の頭に到着。

残雪期の燕岳・合戦尾根

ナイスな稜線!

右奥に

燕山荘と山頂が見えました!

ですが、ここからが長い!

残雪期の燕岳・合戦沢の頭からの景色

反対側を見ると安曇野の街が!

安曇野市内から見上げる燕岳

ちなみに、前日の夕方は安曇野市内から燕岳が綺麗に見えました。

残雪期の燕岳・合戦沢の頭の看板

有名な看板。

残雪期の燕岳・合戦沢の頭の登山標識

槍さんと。

残雪期の燕岳・合戦尾根を歩く登山者

この辺は完全に雪山すね。

残雪期の燕岳・合戦尾根を歩く登山者

さいっこうに気持ちいいです。

残雪期の燕岳・合戦尾根を歩く登山者
残雪期の燕岳・合戦尾根から見る東沢岳

右には東沢岳や餓鬼岳への稜線。

残雪期の燕岳・合戦尾根を歩く登山者

振り返ると有明山(信濃富士)と浅間山とか八ヶ岳とか信州の山並み。

残雪期の表銀座縦走路

左には表銀座の稜線に

残雪期の燕岳・合戦尾根から見る槍ヶ岳

槍から南岳への稜線も!

残雪期の燕岳・合戦尾根を歩く登山者

ロープ箇所。

少し急ですが距離は短いです。

ドローン

ドローンが飛んでいて

残雪期の燕岳・合戦尾根を歩く登山者とドローン

皆さま見上げてました。

この後パラグライダーも飛んでいました。

残雪期の燕岳・合戦尾根登山道

あとちょっと!

ここからがつらかった…

数歩進んで息を整えて。の繰り返しで、久々にアルプスの洗礼を受けた感じでした。

自分は写真を撮る時に息を止めてしまう癖があるので、めちゃくちゃ意識して呼吸するようにしました。

燕山荘の看板

ういす。

燕山荘

こちらを登ると

燕山荘から見る北アルプス

絶景のお出まし~

燕山荘から見る北アルプス表銀座と槍ヶ岳

表銀座かーらーのー

燕山荘から見る北アルプス最深部の山々

裏銀座(最深部)の山々~

燕山荘から見る笠ヶ岳

左奥には去年の夏に登った笠ヶ岳!

燕山荘から見る双六岳・三俣蓮華岳

真ん中あたりには双六岳、三俣蓮華岳。

燕山荘から見る鷲羽岳と水晶岳

鷲羽岳・水晶岳の稜線も!

5年前ですが、新穂高から鷲羽までは歩きました。

残雪期の燕岳山頂

そして女王様!

今回もお美しい…

燕山荘のベンチから眺める燕岳山頂

出発から6時間弱もかかってしまいもう12時過ぎてしまったので、まずは燕山荘前の絶景ベンチで昼飯を。

登山者で賑わう燕山荘前のベンチ

混んでましたが、ベンチはけっこうあるので皆さま座れてました。

燕山荘

大人気の燕山荘。

中の写真撮ろうと思って入りましたが、スタッフさんがわんさかいて撮れなかったです。

トイレは一度靴を脱いで中に入らないとならないのが億劫でした。200円。

燕山荘前の登山標識

有名なの。

生ビールと燕岳山頂

友人は一杯やってました。(中)1,200円。

喫茶メニューはこちら

燕山荘のテント場と燕岳山頂

いつかテント泊もしたい!

燕山荘前のベンチ

ほーんと最高ですよ!ここ。

ロケーションも良いし、色々と人気な理由がわかります。

燕山荘前のベンチに座る登山者と槍ヶ岳

やっぱ槍は目立ちますねー

もう6年前ですが、初夏に登りました。

登山標識と燕岳山頂

さーて、体力回復したしピークハントしましょっか。

この1kmがけっこう長く感じました。

燕岳山頂

あーー…

優美。

燕岳の花崗岩

この花崗岩が気品を引き立ててるんですよねー

燕岳のイルカ岩

有名なイルカ岩。

割とすぐ居ます。

燕岳のハイマツと花崗岩

このハイマツと奇岩とのバランスが絶妙。

燕山荘と燕岳の稜線

何度も振り返り、この美しい稜線に見とれてしまう。

燕岳の足元の砂利

下はジャリッジャリ。

燕岳山頂

近づいてきました。

燕岳山頂直下

ここを登ればすぐ!

燕岳山頂

着いたーー!

燕山荘からは40分ぐらいでした。

新しい標識があったので

燕岳山頂からの眺め

こんな風に撮ってみたり

燕岳山頂で記念写真を撮る登山者

こんなことしてみたり。

燕岳山頂から眺める北燕岳と立山連峰・後立山連峰

北にある北燕岳。

後ろには立山三山に剱岳、針ノ木岳に後立山連峰までズラっと。

燕岳山頂からの眺める頚城三山

その右には頚城(くびき)三山がまだ雪被ってました。

去年妙高登ったので、火打は今年登りたい。

燕岳山頂からの眺め

その右には下界。

燕岳山頂から眺める表銀座縦走路

そして表銀座!

いつか縦走したい!

燕岳山頂から眺める槍ヶ岳

特にこちらから見る槍はマッターホルンみたいでかっこいい!

燕岳山頂からの眺め

少し雲が湧いてきてしまいましたが、これもこれで最高の景色でした。

燕岳山頂で記念写真を撮る登山者

山頂はこんな感じで狭いので、写真撮って帰りましょ。

燕岳のメガネ岩

こちらも有名なメガネ岩。

燕岳から槍ヶ岳を眺める登山者

その先にこんな映えポイントがありました。

燕山荘

山頂から30分弱で燕山荘にただいま。

燕山荘から見る燕岳山頂

休憩してたら15時になってしまったので、最後にお別れを。

西日が当たる女王様もお美しい…

残雪期の合戦尾根

雪道の下りって膝に負担かからないしスイスイ行けるので好きなんですよね。

残雪期の合戦尾根登山道

慎重に急登を下り

残雪期の合戦小屋

1時間弱でひっそりとした合戦小屋へ。

こちらでカップラーメン食べました。

残雪期の合戦尾根登山道

黙々と下り、合戦小屋から2時間ちょっとで

中房温泉登山口

中房温泉へ。

この温泉の屋根が見えてからが長く感じました。

中房温泉登山口の登山者専用第一駐車場

ヘッデン用意してナイトハイクの構えはしてたけど、なんとか日没前にゴーール!

久々に12時間以上行動したのでつっかれました。

下山後の温泉

長野県安曇野市のしゃくなげの湯

今回のご褒美は、間に合えば登山口付近の有明荘にしようと思ってましたが閉まってたので、前日夜にも利用した『しゃくなげの湯』さんへ。

日帰り入浴700円。

長野県安曇野市のしゃくなげの湯館内

清潔感のある館内でお湯も良かったのですが、ドライヤーがダイソンで有料(100円)だったのが萎えました。。

お土産コーナーや休憩処、食事処もあり

長野県安曇野市のしゃくなげの湯お食事処のからあげ定食

からあげ定食が美味しかったです。

おしまい

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