絶景の北アルプス!八方尾根スキー場から登る残雪期の唐松岳日帰り登山

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登山記
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北アルプスの後立山連峰にそびえる唐松岳。標高は2,695m。

八方尾根スキー場のゴンドラ(ロープウェイ)・リフトを利用すれば初心者でも登りやすい北アルプス入門のお山として有名で、特に途中にある八方池まではよく整備されており、一般旅行者も数多く訪れます。

雪山シーズンも比較的登りやすく、雪の北アルプスの絶景を堪能できるという事で、雪山初心者の目標とも言えるべきお山ではないでしょうか。

自分も雪山登山を始めた当初はいつか冬の唐松岳に登りたいという目標をかかげていました。

4月の残雪期ではありますがまだまだガッツリ雪山。強風で何度も撤退を考えましたが、友人と2人で無事登頂する事ができました。

ちなみに、雪山登山におすすめの山はこちら。

雪山登山におすすめの装備・ギアの紹介はこちら。

ルート・コースタイム

一番メジャーな八方尾根スキー場ゲレンデトップの八方池山荘よりピストンです。

コースタイム

9:00八方池山荘 ⇒ 9:45八方池9:52 ⇒ 13:00唐松岳山頂13:25 ⇒ 14:50八方池 ⇒ 15:20八方池山荘

総距離:約9.5km 標高差:約953m
合計山行時間:6時間20分

感想としては、唐松岳頂上山荘手前のナイフリッジ辺りだけ少々危険で、それ以外は比較的安全に登れました。

ただ、同じく唐松岳頂上山荘手前は強風が吹くことが多いらしく、今回もけっこうな強風で撤退してる人が何人かいました。そこを越えたらピタッと風が止みました。

まあまあ距離・高低差もありゴンドラ・リフトの営業時間もあるので、雪山歩きに少々慣れた人ではないと難しいかなーという印象です。

心配な方は八方池山荘に宿泊して早出もありかなーと思います。

駐車場

八方尾根スキー場のゴンドラ前A駐車場を利用しました。一日1,000円

八方尾根スキー場のゴンドラ前A駐車場

少し離れれば無料の駐車場がいくつかあります。詳しくは八方尾根スキー場のHPを。

前夜泊は五竜ドライブステーションを利用しました

寒そうで車中泊がいやだったので、今回は前泊として道の駅白馬の目の前にある『五竜ドライブステーション』を利用しました。

ドミトリーのみで海外旅を思い出しました。

一泊3,000円で深夜in早朝outがOKですし、白馬エリアのウィンタースポーツなどの前夜泊に最適だと思いました。

設備も申し分無し!

詳しくはホームページを。

登山記

八方尾根スキー場のゴンドラ乗り場

駐車場に車を止め、7時過ぎにゴンドラ駅へ。

ゴンドラは8時営業開始で、8時前にはこんな人数に。

八方尾根スキー場のゴンドラ乗り場の料金表・営業時間

料金とこの日の営業時間はこちらですが、料金は今は上がっております。ゴンドラ+リフト2本セットで往復3,300円。

八方尾根スキー場のゴンドラ乗り場

出発したゴンドラから見たらこんな人!

カラフル~

八方尾根スキー場

ゴンドラ降りると次はリフト2本。

八方尾根スキー場のリフトからの景色

ガーン・・・

快晴予報なのにガス・・・

あの世に向かってるみたい・・・

でも、のちほど晴れました。

八方池山荘

やっとスタート地点である八方池山荘に到着。

アイゼン履いて9時頃出発!

雪の唐松岳の登山道

視界ゼロでどこに向かってるか全然わからん。

雪の唐松岳の登山道

と思ってたら30分ぐらいで晴れてきました!

雪の唐松岳の登山道
八方ケルン

八方ケルンくんにご挨拶。

冬の白馬岳(白馬三山)

すると、右に白馬三山が!

右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳。

昔あちらの麓の栂池高原スキー場で一冬籠ってたので、この雪の白馬三山が大大大好きなんです。

雪の八方池と白馬三山

八方池からの白馬三山。

夏は逆さ白馬三山が見える事で有名です。

雪の鹿島槍ヶ岳と五竜岳

左には鹿島槍ヶ岳と五竜岳が。

五竜岳だけまだ登ってないので登りたいです。

冬の唐松岳のテント

テント泊してる人がいました。

雪の唐松岳の登山道

八方池を過ぎるとこんな急登がけっこうあります。

さーて、とりかかりましょ。

残雪期の唐松岳の登山道

気持ちいい~

残雪期の唐松岳から眺める白馬村

ちょくちょく振り返る。

白馬村が小さくなってきました。

残雪期の唐松岳を登る登山者たち

紺碧の空へ。

残雪期の唐松岳を登る登山者たち

ストック派とピッケル派は半々ぐらいでした。

自分もピッケルを持っていきましたが、結局終始ストックで行きました。

残雪期の唐松岳

山を越えても越えても山頂は見えてこない・・・

しんどい・・・

さすが北アルプス。簡単には登らせてくれません。

残雪期の不帰嶮

右に不帰嶮(かえらずのけん)が現れました。

白馬鑓ヶ岳から唐松岳の稜線の岩慣れした上級者ルートです。

自分には縁が無いので縦走する事はないだろう。

冬の丸山ケルン

丸山のケルンを通過!

五竜岳とバックカントリーのスキーヤー

五竜、鹿島槍をバックに登る半袖外人さん。

絵になる~

谷川岳よりは少なかったけど、バックカントリーもまあまあいました。

雪の唐松岳を登登山者たち

ほんと

雪の唐松岳を登登山者たち

常に

雪の唐松岳から眺める絶景

どこを見ても

雪の唐松岳から眺める絶景

絶景。

雪の唐松岳から眺める絶景
雪の唐松岳から眺める絶景
雪の唐松岳山頂

おっ!

あれが山頂か??

雪の唐松岳

基本風は無かったのに、この丸山~唐松岳頂上山荘の間が体よろめくぐらいの強風で、顔に雪が当たり痛いわ真冬並みに寒いわ高度感もあって怖いわ…何度も撤退を考えました。

雪の唐松岳

引き返してる人もいましたが、あそこまで。と何度も思いながら足を進めました。

雪の唐松岳から眺める絶景

景色見たりして精神力をキープ。

雪の唐松岳のナイフリッジ

今回一番の核心部を渡って振り返る。

雪の唐松岳のナイフリッジ

片側だけの写真ですが、両側切れ落ちているナイフリッジ。

しかも強風でほんと怖かったです。

雪の唐松岳から眺める立山連峰と剱岳

難所を乗り越えやーっと唐松岳頂上山荘に到着!

いきなりこんな絶景が現れ、めちゃくちゃテンションUP!

強風止まなかったら友人には山頂行ってもらい自分はここで待機してようと思ってたけど、ここに来たらピタっと風が止んだので行っちゃいます!

春の唐松岳頂上山荘

頂上山荘。

まだ営業してなかったです。

残雪期の唐松岳

からの唐松岳!

てっぺんロックオン!

残雪期の唐松岳を登る登山者たち

毎回だけど、頂上間近が一番しんどい気がします。

そして頂上山荘から20分ほど、出発から約4時間ほどで

残雪期の唐松岳山頂

山頂着いたー!

残雪期の唐松岳山頂から眺める立山と剱岳

ここからの黒部の山々と立山連峰、ほんとすごいです。

残雪期の唐松岳山頂から眺める剱岳

剱様が尊い…

残雪期の唐松岳山頂から眺める五竜岳

左の目の前には未踏の五竜岳!

残雪期の唐松岳山頂から眺める不帰嶮

逆側、右側には不帰嶮!

残雪期の唐松岳山頂から眺める上越の山々

後ろには北信・上越の山々!

残雪期の唐松岳山頂から眺める頸城三山

頸城(くびき)三山の焼山、火打山、妙高山に

残雪期の唐松岳山頂から眺める高妻山

高妻山と戸隠山。

その右奥には眺望抜群の飯綱山が。

飯綱山だけ冬季に登りましたが、初心者向けの良き山だと思います。

残雪期の唐松岳山頂

とにかく絶景に次ぐ絶景で感動しました。

残雪期の唐松岳山頂

みんなカラフルで映えますね~

あ、この山頂標識は今は新しくなってます。

残雪期の唐松岳山頂から眺める五竜岳

五竜を見ながらランチして

残雪期の唐松岳頂上山荘

帰りまーす。

残雪期の唐松岳頂上山荘で荷揚げするヘリコプター

オープン準備なのか、ちょうどヘリが荷物運んでました。

残雪期の唐松岳登山道

風が無いのでヒンヤリポイントもラクラク通過。

残雪期の唐松岳登山道

帰りはこれから歩く道がずっと見えてるのがいいですね。

残雪期の唐松岳登山道を歩く登山者

映えるカップルだ。

残雪期の唐松岳登山道

帰りは雪が溶けてきてるのでベシャ雪で

残雪期の唐松岳登山道で遊ぶ登山者たち

ヒップソリで遊んで下ってる人もけっこういました。

残雪期の唐松岳から眺める後立山連峰

それにしても、雪山歩きは

残雪期の唐松岳登山道から眺める白馬三山

中毒性が高い。

残雪期の唐松岳登山道からの絶景

徐々に街が近くなってきました。

残雪期の唐松岳

そろそろこの白銀の世界ともお別れ。

残雪期の八方池

八方ケルン君まで戻ってきました。

毎度だけど、雪道は下山がラクなので夏山より早く下れます。

登りは4時間かかりましたが、下りは2時間かかりませんでした。

残雪期の唐松岳登山道

そして

八方池山荘

ゴーール!

4月の八方尾根スキー場

朝はガスてったのでわかりませんでしたが、ここのリフトこんな絶景だったんすね!

4月の八方尾根スキー場

まだまだ楽しんでるスキーヤー・ボーダーがたくさんいて羨ましくなりました。

下山後の温泉・食事

白馬みみずくの湯

今回の下山後のご褒美は白馬駅近くの『みみずくの湯』を利用しました。大人700円

みみずくの湯から眺める白馬三山

この温泉、露天から白馬三山が見渡せてロケーション最高ですよ。

料金詳細はホームページを。

とんかつ澤正

そしてご飯は少し離れて長野市内の『澤正』さんで

とんかつ澤正

絶品とんかつを食べて帰りました。

雪山サイコー!!

おわり

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