北アルプスは上高地の玄関口にドッシリ佇む焼岳。標高は2,455mで日本百名山に選ばれています。
その名の通り焼けるような活火山で、山頂付近には硫黄が噴き出す噴気孔があり、もくもく噴煙が上がっている活きた山。
北峰(2,444m)と南峰(2,455m)を持つ双耳峰であり、普段は南峰は登攀禁止となってますが積雪期は可能という事で、4月の残雪期に友人と2人で登ってきました。
ルート・コースタイム
最短コースである新中の湯登山口からのピストンです。
距離がバグっており、正しくは以下になります。
感想としては、南峰への直登ルートがやや急で高度感がありますが、落ち着いて登れば問題無いと思います。
ただ、ガチガチのアイスバーン時など、コンディションにより難易度は上がりそうです。
駐車場
国道158号線上、中の湯温泉旅館の少し上の「焼岳 登山口駐車場」を利用。
駐車場代は無料。約20台駐車可能。
駐車場というか広い路肩のような感じです。
満車になっても手前や奥の路肩にたくさん駐車できそうです。
登山記
駐車場に夜中に到着し、7時半ごろ起床。
名古屋から来る友人も到着し、8時過ぎに出発。
駐車場の目の前はこんな感じで、右の柵の向こう側に行くと
こんな看板があります。
焼岳は現役バリバリの活火山で入山規制される可能性もあるので、念のため事前に松本市のHPや岐阜県のHPで状況を確認することをおすすめします。
はじめの20分ぐらい夏道でしたが、それ以降標高約1,800mより上はずっと雪道でした。
チェーンアイゼンがかなり大活躍。慣れてる人はアイゼン無しでも行けそうでしたが、安心感が違います。
広場まではずーっとこんな感じの樹林帯。
時折まあまあな急登もありました。
春なので、融雪による深めの穴や
ツリーホールなどもたくさんあり、樹林帯はけっこう神経使いました。
ピンクテープがたくさんあるのでルートは明瞭です。
黙々と歩き、2時間弱でやっと広場へ。
今日のゴールが見えました!
そして穂高が間近に現れました!
この山は穂高の展望でも有名でございます。
こんな感じで、ほんと名前のとおり広場のように開けてます。
そこからの焼岳。左が南峰(2,455m)で右が北峰(2,444m)。
夏の正規ルートは北峰までで、崩落の危険があるので南峰は立ち入り禁止になっています。(鞍部からのルート)
ちなみに北峰は以前夏に登りました。フォートラベルのサイトですがこちら。
これから登る南峰。
積雪時は左側から登れる感じなんですね。
あのルートすね。
こちらで10本爪のアイゼンに履き替え、気を引き締める。
ちょっと緊張感ある斜度でしたが、ステップがしっかりしてたので大丈夫でした。
それより、めっちゃくちゃ暑く久々に雪焼けしました。腕と顔がヒリヒリ。
30度は無いぐらいでしょうか。
振り返る。
雪がシャリッシャリで
時折ズボッと…
神経使いました。
乗鞍岳をバックにズボッといってる友人。
もう少し!
着いたーー!
出発から約4時間弱でした。
山頂標識は無く、こんな感じでケルンと棒がある感じでした。
サスガ!眺望ばっつぐん!
イケメン達をご紹介。
左から。笠ヶ岳。
数年後の2023年夏に笠新道のピストンで登りました。
真ん中あたりは以前一人で攻めた裏銀座の山々。
槍ヶ岳もクッキリで
からの穂高連峰もいい感じです。
すぐそこに北峰。越しの穂高。
モクモクしてて、時折硫黄のいい香りがぷーんと。
向こうにも登ってる人いました。
以前、山頂直下の紀美子平まで登って夏バテ&高山病で撤退した前穂高岳。がかっこいい。
残雪期特有のゼブラ柄もナイスです。
自分史上一番急登だった重太郎新道がどこかわからず。
フォートラベルですが、撤退記はこちら。
反対側、目の前にも絶景。
乗鞍の存在感がすごいです。
絶景バックに昼メシを。
一時間ほどまったりし、下山しましょ。
BCしてる人いました。
ボードやるけど、まだ挑戦する気になれない…
下りはサクサク。
あっという間に広場へ。
やはり雪山歩きは楽しい。
樹林帯は慎重に歩き、帰りは約2時間ぐらいで
ゴーール!
下山後の温泉・食事
今回の下山後のご褒美は、登山口すぐ近くにある「中の湯温泉旅館」の日帰り入浴を利用しました。
“秘湯を守る会” 最高!
館内も綺麗で良き湯でした。
この辺は良い温泉はたくさんあるのですが、食事処は沢渡か平湯辺りまで行かないと無く、沢渡の「グレンパークさわんど」さんで
山賊焼き定食食べて帰りました。
おしまい。
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