3月の谷川岳の西黒尾根は雪山登山初心者におすすめしませんが達成感満点でした

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登山記
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登山をする人でなくても有名な群馬・新潟の県境に位置する谷川岳。標高は1,977mでネコ耳のような2つ峰がある双耳峰です。

登山ルートはいくつかあり、ロープウェイ利用の天神尾根が一番登りやすくメジャーですが、その次に有名なのが日本三大急登の一つにも選ばれている西黒尾根。

著者は谷川岳自体は3度登ってますが、雪山初心者なのに積雪期の西黒尾根を登ってしまい、大変恐怖を感じましたが極上の達成感を得られたのでこちらでご紹介しようと思います。

度胸を試される難易度やや高めのルートでした。

ちなみに、一番メジャーな天神尾根の登山記はこちら。

雪山登山におすすめの山はこちら。

雪山登山におすすめの装備・ギアの紹介はこちら。

谷川岳ベースプラザ駐車場

駐車場は谷川岳ロープウェイのベースプラザ駐車場を利用。平日500円、スキーシーズンの土日は1,000円

谷川岳登山指導センター

積雪期はこちらの谷川岳登山指導センターの裏手から登り始めます。

谷川岳の西黒尾根登山道

尾根に出るまで直登します。

いきなり急でヒートアップ。

今回はアイゼンは10本爪以上必須、ピッケルも必要です。

谷川岳の西黒尾根登山道のにある鉄塔

30分ぐらいで尾根に出ました。

この鉄塔が目印。

谷川岳の西黒尾根登山道からの朝日

朝日がお出迎え。

谷川岳の西黒尾根登山道

ド直角!

谷川岳の西黒尾根登山道から眺める天神山

少し歩くと天神尾根の天神山が見えました。

谷川岳の西黒尾根にある雪庇

けっこうな雪庇があり、近づかないように歩きます。

谷川岳の西黒尾根

序盤はそこまで急ではない快適な尾根歩き。

谷川岳の西黒尾根の鎖場

鎖場ありますが、そこまで危険ではなかったです。

谷川岳の西黒尾根のラクダの背

出発から約2時間ぐらいでラクダのコブに到着し小休止。

カメラのフードがずれてしまい、たまに右上に黒いのが写ります…

谷川岳の西黒尾根

ガスが退いて先が見えちゃったんですが、あれ登るの・・・?

谷川岳の西黒尾根

ほぼ壁じゃないすか??

めちゃくちゃ怖気づく…

でも、実際は壁ぐらいの角度ではなかったです。

谷川岳の一の倉沢

右には東尾根と一の倉沢の岩稜。

著者には縁の無いクライミングのメッカ。

魔の山谷川岳の遭難事故の大多数はあちらで起きてます。

谷川岳の天神尾根

左には緩やかな天神尾根。

このルートで帰りたくないので、下山はあちらを歩きました。

谷川岳の西黒尾根

ちょっとガスってる感じが雰囲気出ていい感じです。

谷川岳の西黒尾根

このラクダの背辺りから先はけっこう緊張ポイントが続きます。

谷川岳の西黒尾根

怖い怖い。

谷川岳の西黒尾根

わかりにくいですが、左はすとーんと切れ落ちてるので慎重に。

谷川岳の西黒尾根

壁が近づいてきましたー

谷川岳の西黒尾根のラクダの背

振り返る。

谷川岳の西黒尾根と上州武尊山

先ほど休憩したラクダのコブ。

向こうには上州武尊山。

あちらのお山も雪山登山におすすめ。

谷川岳の西黒尾根

取り付き開始!

谷川岳の西黒尾根

怖いのであまり振り返らないように。

と思っててもたまに振り返ってしまった。

谷川岳の西黒尾根

斜度は45度ぐらいあるように感じました。

まあまあコンディションが良くステップがあったので階段を上がる感覚で登れましたが、コンディション次第では難易度がかなり上がりそうでした。

谷川岳の西黒尾根

怖かったー

こりゃ高所恐怖症や雪山初心者にはおすすめできないです。

谷川岳の西黒尾根

難所を無事クリアするも、まだまだ登りが続きます。

谷川岳の西黒尾根

チラっと山頂が見えはじめました。

谷川岳の西黒尾根

えっほえっほ。

谷川岳の西黒尾根

山頂ロックオン!

谷川岳の西黒尾根

ガスが退いてきました。

谷川岳の西黒尾根のザンゲ岩

最後のザンゲ岩の急登。

まあまあ急でこの辺も緊張しました。

谷川岳のザンゲ岩の霧氷

自然の芸術だ。

シュカブラ

キラキラしたシュカブラも芸術的。

谷川岳の西黒尾根

振り返る。

よく歩いてきたなー

谷川岳の天神尾根

もうすぐ天神尾根と合流なので、天神尾根から来る人々が。

谷川岳の天神尾根

その天神尾根と向こうに赤城山。

谷川岳のオキの耳とトマの耳

山頂。

左手前がトマの耳(1,963m)で右奥がオキの耳(1,977m)

谷川岳の爼倉

爼倉(マナイタグラ)がかっこいい!

まさに銀嶺!

谷川岳の天神尾根との分岐

天神尾根と合流しました。

奥には平べったい苗場山。

谷川岳の肩の小屋

肩の小屋と西へ続く万太郎尾根。

谷川岳の山頂(トマの耳)

トマの耳に着きましたー!

出発から4時間ちょっとでした。

谷川岳のトマの耳から眺めるオキの耳

からのオキの耳!

あちらにも行ってみましょ。

谷川岳山頂の雪庇

もりもり育った雪庇。

近づかないように。

谷川岳のオキの耳

まあまあ近いので10分ぐらいです。

谷川岳の有名な岩

有名な岩。

谷川岳の山頂(オキの耳)

到着!

谷川岳のオキの耳から眺めるトマの耳

からのトマの耳!

たまらん!!

ほんと映える頂だ。

谷川岳の山頂

戻りましょ。

谷川岳の山頂の鞍部

鞍部は強風でした。

谷川岳の山頂

そりゃこんなエビのしっぽも出来ちゃうよ。

谷川岳の山頂

素晴らしい。

谷川岳の山頂で食べる鍋焼きうどん

肩の小屋付近にてランチ休憩。

雪山は鍋焼きうどん率高め。

温まったー

谷川岳の肩の小屋

小屋前。

谷川岳の肩の小屋

こちらも芸術的。

谷川岳の肩の小屋前で休憩する登山者たち

とても賑わっておりました。

谷川岳山頂からの眺め

雲一つないド快晴!

谷川岳山頂からの眺め

これだから山はやめられない。

谷川岳の天神尾根

帰りは天神尾根で。

谷川岳の天神尾根

すごい人。

バックカントリーのスキーヤーやボーダーもたくさんいて

谷川岳を滑り降りるスキーヤー

みんな気持ちよさそうに滑ってました。

谷川岳の天神尾根から眺める爼倉(マナイタグラ)

右にマナイタグラ。

ほんとかっこいいです。

谷川岳の天神尾根から眺める万太郎山

万太郎山はまだまだ雪がどっぷり。

谷川岳の天神尾根

天神平が見えました。

谷川岳の天神尾根

少し下って振り返る。

やはり天神尾根は緩やかで歩きやすい。

谷川岳の天神尾根から眺める上州武尊山

この山からの武尊山の眺めが好きです。

あちらは初心者向けで登りやすいですよ。

谷川岳の天神尾根

ほんと快適な尾根歩きでるんるん。

谷川岳の天神尾根

唯一少しスリルがあたところ。

谷川岳の天神尾根から眺める谷川岳

イケメン過ぎて何度も振り返ってしまう。

谷川岳の天神尾根で雪洞を掘る人たち

雪洞掘って泊まってる人たちもいました。

谷川岳の西黒尾根

さっき歩いた西黒尾根。

壁みたいなところも見えました。

やはり急だわ。

谷川岳の天神平

天神平に到着!

天神平から眺める谷川岳

最高の達成感と絶景をありがとう!

雪山がもっと好きになりました。

最後に

この時はコンデイションが良かったので登れましたが、冬期の谷川岳は天気が荒れる事も多く、特に西黒尾根は天候やコンディション次第で難易度が変わります。

挑まれる方は出来たら経験者に同行してもらった方が良いと思います。

装備はもちろんアイゼン(10~12本爪)・ピッケルは必須。ヘルメットも持って行った方が良いかと思います。

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