山梨県は甲府盆地の南西部に位置し、南アルプスの『前衛峰』の一つにあたる櫛形山(くしがたやま)。標高は2,052m、日本二百名山に選ばれています。
その名の通り櫛を伏せたようなおおらかな山容が特徴で、甲府盆地のどこからでも確認することができ、富士山や南アルプスの白峰三山の眺望が楽しめるお山としても有名です。
夏季は南側の池の茶屋登山口が最短ルートになりますが、積雪期は林道が通行止めなので東側の伊奈ヶ湖(県民の森)から中尾根・北尾根登山道で登るのがベターとなっております。
まだまだ雪山な春の3月上旬に友人と2人で登ってきました。
ルート・コースタイム
スマホを省電力モードにしていたため、ログが途切れまくっております…
帰りに白峰三山のビューポイントである裸山に寄ってピストンしてきた感じです。
総距離、標高差はおおよそですが以下になります。
感想としては、外見によらずまあまあ距離があり登り応えのあるルートでした。
降雪があったので登山口からオール雪道で、自分らも含めほとんどの人がアイゼンではなくチェンスパ履いてました。
ピッケルが必要になるほどの傾斜は無く、オールストックでいけました。
電波はドコモは終始良好でした。
駐車場
伊奈ヶ湖の県民の森第1駐車場を利用。無料です。
第1~3まであり、計60台駐車可能とのことです。
2024年3月訪問時はなんか工事してました。
とのことです!
登山記
前夜は道の駅とよとみで車中泊。
朝5時起床し櫛形山へ向かいます。
なだら~かな山容です。
6時ごろ県民の森第1駐車場に到着し、6時半ごろ出発!
目の前にウッドビレッジという宿泊施設があり、はじめこの左の道かと思いましたが
向かって右側に中尾根登山口がありました。
ヤマレコ見たら、ここ最近も熊の目撃情報がありました。
すでに雪があるので
チェンスパ装着。
結局下山までこちらでいけました。
序盤はよく見る手入れの入った樹林帯歩きです。
嫌いじゃない景観です。
ピンクテープは多いです。
雪が多くなってきて楽しくなってきました~
ふかふかに見えますが、クラストしていて少々歩きにくかったです。
油断したり足跡外すと膝下までズボっと。
この山はずっと樹林帯なので基本眺望はほぼ望めず、木々の間からたまに見えるぐらいです。
抜けがよければ甲府盆地とその周囲の山々が見渡せるナイスロケーションなのですが…
富士山はまあまあ距離が近いので、やはり存在感あります。
八ヶ岳がかっこいい!
金峰山も目立ちますねー
甲府盆地。
夜景綺麗そうです。
こうやって街を見下ろす風景、好みなんです。
奥にはこないだの晩秋に歩いた大菩薩嶺~牛奥ノ雁ヶ腹摺山が見えました。
そして、中盤から増えてくるのがこのサルオガセ。
地衣類の一種で、入笠山でもよく見かけました。
この景観がけっこういい感じで、とろろ昆布に例えられてることから『トロロの森』と呼んでる人もいるみたいです(笑)
この辺は正式には原生林と呼ばれていて
こんな森を歩くのが最高に気持ちいいです。
出発から4時間弱でほこら小屋に到着。
無人の避難小屋となっており、2,000年に改築されたみたいですごく立派です。
15名ぐらい寝れるとのことで、左手にトイレ、小屋裏に水場もあります。
その前の景観も解放感があっていい感じです。
いつもですが、こんな足跡を見るとなんかほっこりするんですよね。
再び原生林を歩きます。
眺望は無くても、逆にこれはこれで楽しめました。
山頂が近くなってくるとコースが多いのか標識がたくさん出てきて、ちょっと混乱しました。
そしてほこら小屋から1時間ほど、出発から5時間ちょっとで山頂に到着!
この先20分ぐらいいったところに三角点のある「奥仙重」がありそこまで行かれる方が多いのですが、なんか面倒くさくなってしまいこちらをゴールとしました。
ちょうどその反対側に抜けが良く富士山のビューポイントがあったので
映えショットを。
そして絶景をおかずに鍋焼きうどんランチを楽しみました。
雪山でクッカー使用時はこれマストです!
1時間半ぐらいまったりしてしまい、帰りに南アルプスの白峰三山が良く見える裸山へ寄ってみることにしました。
分岐を裸山方面へ行くとトレースが細くなり、この辺はスノーシューやワカンがあったら快適っぽかったです。
こんな害獣ゲートを越え
あの上へ登ると
裸山へ。
櫛形山山頂からだと30分弱ぐらいでした。
予習してきたけど、すごいです!
予想の倍ぐらい近い!
まさに白峰!!
右から。北岳(3,193m)。
バットレスが目立ちますね~
真ん中。間ノ岳(3,190m)。
左。農鳥岳(3,026m)。
農鳥だけ登ってないので、いつか登りたいです。
右奥にはおそらくアサヨ峰と奥に甲斐駒ヶ岳。
あたくしはこの裸山を”白峰三山大展望山”と名付けることとします!
反対側には富士山がニョキっと頭出してました。
当初は裸山に行ったら北尾根から下る周回ルートを考えてましたが、ちょっと時間が押してきてしまったのでコースタイム的には若干の差ですが中尾根で下ることにしました。
帰りもトロロの森を楽しみながら。
好天の日曜でしたが、トータル20人も見なかったかなーと思います。
少し急斜面のトラバースはありましたが、気を付けてればさほど危険ではなさそうでした。
16時ごろの山ってなんか寂しいんですよね。
そしてゴーール!
下りは裸山から2時間半ぐらいでした。
近くの日帰り温泉
まほらの湯
下山後の温泉は昨晩みたまの湯に行ったら激混みで諦めたのでリベンジしようと考えてましたが、一緒の友人の時間の都合で一番近くの日帰り温泉である富士川町のまほらの湯へ。
富士川町外の人は700円でしたが、券売機横のQRコードを読み取って店員さんに見せると100円引きしてくれました。
休憩室も広く、マッサージなど施設も充実。
お湯も露天もいい感じでした!
小さな食事処もあり
からあげ定食(850円)とノンアルビール(350円)で一杯やって帰りました。
メニュー。
やまなみの湯
ちなみに、前夜はやまなみの湯に入りました。
入館料は2時間600円で、17時以降は21時半まで夜間利用で600円でした。
こちらも館内綺麗でお湯も良かったです。
食事処もあり
カツカレー(850円)を食べました。
\ ポチっと応援クリックお願いします /
にほんブログ村
コメント