合戦尾根から登る残雪期(5月)の燕岳日帰り登山

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登山記
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北アルプスの常念山脈にそびえる燕岳(2,763m)。

山頂付近はハイマツと白い花崗岩に覆われ、その独特で優美な姿から「北アルプスの女王」と称されています。

そこに至る合戦尾根は「北アルプス三大急登」に選ばれておりまあまあタフですが、よく整備されていてベンチなど環境が抜群で北アルプス入門の山としても有名です。

山頂直下の燕山荘や途中の合戦小屋などの山小屋を含め、北アルプスでもトップレベルに人気のお山とのことなので、ゴールデンウィーク明けの5月のあたまに一人で登ってきました。

ちなみにこの記録は2018年ですが、数年後2024年5月のゴールデンウィークにも登りましたので、こちらもよかったらご覧下くださいませ。

ルート・コースタイム

一番メジャーな中房温泉からのピストンです。

距離がバグっており、正しくは下記になります。

コースタイム

5:00第一駐車場 ⇒ 5:10中房温泉登山口 ⇒ 7:50合戦小屋 ⇒ 9:20燕山荘9:30 ⇒ 10:09燕岳山頂10:30 ⇒ 11:03燕山荘11:37 ⇒ 12:22合戦小屋 ⇒ 14:13中房温泉登山口 ⇒ 14:25第一駐車場

総距離:約12km 標高差:約1,452m
合計山行時間:9時間25分

コンディション的には半分近く雪道でしたが、さすがメジャーな登山道なだけありよく整備されており危険個所もなくとても快適な山歩きが楽しめました。人気なのも頷けます。

駐車場

中房登山口手前の安曇野市営第1駐車場を利用しました。

安曇野市営第1駐車場
安曇野市営第1駐車場

駐車場は第1~3まであり、週末の第1は朝には埋まってる事が多いらしいので自分は前日23時頃に到着し車中泊しました。その時点で7割ぐらい埋まってました。

朝4時半にはほぼ埋まってたので、夏のハイシーズンに第1取るのは難しそう・・・
と言っても第2、第3もそんな遠くないです。全部埋まる事もあるみたいです。

アクセス情報は

登山記

安曇野市営第1駐車場から中房温泉に向かう登山者

5時出発。

登山口へは600mほど車道を歩きます。

さすが北アルプス、重装備の猛者やイマドキな山ガールなどたくさん。

中房登山口

10分ほどで登山口に到着し、登山届出して出発!

燕岳の第一ベンチ

30分ぐらいで第1ベンチへ。すでにキツい。

この後も合戦小屋までは第2、第3、富士見ベンチがあり、30分ぐらいのほぼ等間隔で、ほんと環境良すぎです。

急登で疲れたあたりで出てくるので、ほんと助かります。

燕岳の登山道

合戦小屋まではこんな感じの樹林帯。

燕岳の第二ベンチ

第2ベンチ。

燕岳の登山道

北アルプス3大急登と言われてますが、そこまできつくなかった印象です。

燕岳の第三ベンチ

第3!

燕山荘とのほぼ中間地点。

残雪期の燕岳登山道

まあまあ雪が多くなってきて

燕岳の富士見ベンチ

みなさんこの富士見ベンチでアイゼン履いてたので、自分もこちらで履きました。

結果、アイゼンや軽アイゼン、チェーンアイゼン、つぼ足など様々で、自分は登りはアイゼン、下りはチェーンアイゼンにしました。

残雪期の燕岳登山道

テープやポールがたくさんあって、環境の良さに驚きました。

燕岳の合戦小屋

やっとこ3時間弱で到着。

燕岳の合戦小屋

この時はなんかトイレを新しくするみたいで工事してました。

燕岳の合戦小屋

ほんと色々と親切です。

春(残雪期)の燕岳登山道

そこからけっこうな急登が。

登りは締まってたのでアイゼンはまあまあ効きましたが、下りはシャバシャバでした。

春(残雪期)の燕岳登山道から眺める南アルプスと富士山

振り返ると富士さまと南アルプス。

春(残雪期)の燕岳登山道から眺める槍ヶ岳

槍ヶ岳が現れた!

春(残雪期)の燕岳登山道

合戦沢ノ頭へ。

春(残雪期)の燕岳登山道から眺める燕山荘

燕山荘が見えましたが、ここからが長かったです。

春(残雪期)の燕岳登山道

右奥に

春(残雪期)の燕岳山頂

山頂も見えました。

春(残雪期)の燕岳の稜線

花崗ガンガンな稜線。

春(残雪期)の燕岳登山道

ひいひい言いながらやっと燕山荘直下に。

こんな看板があったのでみんなここでアイゼン脱いでましたが、燕山荘~山頂は3日前に降雪があった為半分以上は雪道でした。

春(残雪期)の燕岳

おおぉぉ…

見たかった裏銀山の山々!

春(残雪期)の燕岳

そしてきたーー!

春(残雪期)の燕岳

女王様♪

白いドレスが似合ってますよ!

春(残雪期)の燕岳

この花崗岩の奇岩がいい感じです。

南アルプスの女王(仙丈ヶ岳)とはまた違った風格ですね。

春(残雪期)の燕山荘

とりあえず燕山荘でちょびっと休憩。

さすが日本一人気な山小屋と言われてるだけあり、清潔感もありスタッフさんがみんなすっごく愛想良かったです。

春(残雪期)の燕山荘から眺める裏銀山の山々

さいっこうのテラス席ですね。

春(残雪期)の燕山荘と合戦尾根

西側はちょっと風が強かったので、東側のベンチで休憩。

登ってきた合戦尾根と向こうに大好きな安曇野の街が。

春(残雪期)の燕山荘前の山男

頭が冷たそうな山男くんがいました。

春(残雪期)の燕岳

さーて、ピークハントしに行きますか。

ザックを燕山荘にデポしてる人がけっこういました。

春(残雪期)の燕岳

近く見えますがなにげに山頂までは1kmほどあり、けっこう時間かかりました。

春(残雪期)の燕岳

基本高曇りでしたが、この辺では晴れてくれました。

おかげで顔がヒリヒリに。

春(残雪期)の燕岳のイルカ岩

有名なイルカ岩と向こうに槍ヶ岳。

春(残雪期)の燕岳山頂

そして燕山荘から30分ほどでてっぺんに到着!

春(残雪期)の燕岳山頂からの眺め

屏風の様な裏銀座の山々を眺めながらまったり。

山頂はこんな感じで狭いです。

春(残雪期)の燕岳山頂からの眺め

北燕方面。こちらより時計回りに名峰をご案内。

まずは左奥に

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める立山と剱岳

立山と右奥に剱岳。

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める針ノ木岳

その右に最初剱だと思ってしまった針ノ木岳。

かっこいい!

春(残雪期)の燕岳山頂からの眺め

その右に鹿島槍など白馬へと続く後立山連邦。

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める頚城三山

その右には火打・妙高の頚城三山も見えました。

春(残雪期)の燕岳山頂からの眺め

東には浅間や八ヶ岳、富士山、南アなど。

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める燕山荘

燕山荘。

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める表銀座の稜線

引いて今歩いてきた燕山荘からの道と表銀座の稜線。

右奥にあるのが

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める大天井岳

常念山脈最高峰の大天井岳!

登りたい!

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める穂高連峰

その右に穂高連峰。

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める槍ヶ岳

そして大スターの槍ヶ岳!

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める槍ヶ岳

こちらからの槍、マッターホルンみたいでめちゃくちゃかっこいいです。

夏の登山記録はこちら。

春(残雪期)の燕岳山頂から眺める裏銀座・北アルプス最深部の山々

そして改めて裏銀座!北アルプス最深部の山々!

鷲羽は行きましたが、水晶や野口五郎などはまだ歩いてないのでいつか歩きたいです。

春(残雪期)の燕岳

強風で寒いので燕山荘まで戻りますー。

春(残雪期)の燕岳のメガネ岩

メガネ岩。

春(残雪期)の燕岳のイルカ岩と槍ヶ岳

ベタですが槍にキスしてるイルカちゃん。

春(残雪期)の燕岳

最後に振り返りもう一枚!

惚れ惚れしちゃいます。

春(残雪期)の燕山荘

再び燕山荘でまったり休憩。

いつか泊まりたくなるほど充実してました。

春(残雪期)の槍ヶ岳

槍へと続く表銀座コース。

いつか絶対行きます。

春(残雪期)の燕岳の合戦尾根

さーて、この合戦尾根から麓に戻りますか。

春(残雪期)の燕岳の合戦尾根

あっという間に雪が無くなりました。

春(残雪期)の燕岳の合戦尾根

下りは写真撮る余裕ができました。

春(残雪期)の燕岳の合戦尾根
春(残雪期)の燕岳の合戦尾根
春(残雪期)の中房温泉

ゴーール!

燕山荘からは2時間半ぐらいでした。

春(残雪期)の中房温泉

下界の方が天気が良いのはあるあるすね。

ちなみに、ここの駐車場は中房温泉の利用者専用です。

こちらも日帰り入浴してますが、自分は少し下った

有明荘

こちら有明荘でさっぱりして帰りました。

有明荘

お食事処もあるしお湯は最高だしめっちゃ良かったです。

さよ~なら~

おしまい

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コメント

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