薬師峠テント泊で1泊2日薬師岳登山【折立からピストン】

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登山記
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どっしりとした気品のある佇まいから北アルプスの貴婦人とも呼ばれている薬師岳(2,926m)。

富山側からでしたら近いですが、関東方面からだと北アルプス最奥の山の一つだと思います。

今回は8月末の晩夏に友人と2人で登ってきました。

ルート・コースタイム

最短距離であり一番メジャーな富山の折立登山口からのピストンです。

コースタイム

【1日目】
7:41折立 ⇒ 13:28太郎平小屋14:14 ⇒ 14:31薬師峠《泊》
【2日目】
3:38薬師峠 ⇒ 6:07薬師岳山頂6:31 ⇒ 8:41薬師峠10:58 ⇒ 11:24太郎平小屋11:53 ⇒ 16:37折立

総距離:約21.2km 標高差:約1,830m

感想としては、良く整備された登山道で危険個所はなくとても快適な山歩きができました。

距離と高低差があるので1泊向けですが、登山道自体は初心者向けだと思いました。

折立へのアクセス・駐車場

有峰林道の亀谷ゲート

今回の登山口は関東方面からすると一番遠いと思う北アルプスの裏玄関・折立。

そこに向かう有峰林道は6:00~20:00のみしか通行出来ないので、前日夜に亀谷ゲート前にて順番待ち車中泊しました。
24時過ぎに到着し3台目でしたが、朝には数十台並んでました。

通行料金は往復というか一回2,000円。

この日は5:50頃開通しました。

折立登山口の臨時駐車場

ぐねぐね30分ぐらい走り折立に到着するも、駐車場は埋まっていて300m程離れた臨時駐車場へ。

結局臨時も9割ぐらい埋まりました。

料金は無料。

折立キャンプ場はクマが出た為閉鎖されてました。

折立登山口へ向かう登山者

さすが北アルプスではメジャーな登山口なだけあり、おしゃれハイカーやトレランの人たちもたくさんいました。

ちなみに、場所はこの辺です。

登山記

1日目

折立登山口

こちらより出発!

折立登山口の慰霊碑

入ってすぐあった慰霊碑。

1963年1月に起きた愛知大学山岳部13名が無くなった遭難事故。

手を合わせました。

薬師岳の登山道を歩く登山者

久々の好天予報の週末だったので、けっこうな人。

さすが最深部へ向かう猛者達。勇ましく見えた。

自分は2年ぶりのテント泊なのでバテバテ。かなりの人数に抜かれました。

薬師岳登山道の有名なアラレちゃんの看板

有名なアラレちゃん看板にて休憩。

薬師岳登山道の巨木

巨木がたくさんいました。

薬師岳と太陽

稜線へ出て、薬師岳が姿を現しました。

そしてギンギンのお天道様も現れ滝汗。

薬師岳と登山者

薬師岳を眺めるビショ濡れのあたくし。

ちょくちょく休憩できるベンチがたくさんあり助かりました。

整備された薬師岳登山道

登山道もかなり整備されていて、ほんと環境抜群。さすが北アルプス。

薬師岳登山道のから見る立山連峰

左には剱岳や立山が。

トンボが飛んでいて秋の気配を感じました。

薬師岳登山道から見る弥陀ヶ原と剱岳

弥陀ヶ原と右奥に剱岳。

弥陀ヶ原ってこう見るとけっこうな台地なんすね。

薬師岳登山道

それにしても、稜線に出てからは天国の様な道で、ほんと気持ちいい。

感謝しかない!

薬師岳登山道から見る有峰湖

振り返ると有峰湖。富山市の水がめ。

薬師岳登山道で見た雲

なんか珍しい雲というか、怪しいなーと思っていたら

北アルプスで見たアスペリタス波状雲(荒底雲)

こんなぐにゃぐにゃの雲になり、なんかおどろおどろしい感じで怖くなりました。

後日調べてみたら『アスペリタス波状雲』とか『荒底雲』て言うみたいですね。かっこいい名前。

『アスペリタス』とはラテン語で『荒々しい』という意味で、この後雨になるらしく

曇天の薬師岳

薬師岳もどんより雲に覆われてしまい

薬師岳の太郎平を歩く登山者

太郎平が見えたあたりから雨がポツポツ。

ていうか一緒の友人の荷物がすごい。。

薬師岳の太郎平を歩く登山者

振り返る。

けっこう本降りになり、ひさびさにレインパンツ履きました。

北アルプスの太郎平小屋

出発から約6時間でやっとこ太郎平へ。

CTは5時間ぐらいなので約一時間遅れ。

もう少し早ければで初日のうちに山頂攻めたかったけど、バテバテだしこの雨なので今日は諦め太郎平でちょっとまったりすることにしました。

太郎平小屋のラーメン

うまし!!

雨の北アルプス・太郎平小屋

眺望ゼロ。

明日の帰りに寄った時は天気が良く絶景が見れました。

太郎平小屋から薬師峠へと続く木道

ここはテント場が離れているので、遊歩道みたいな道を歩き薬師峠のキャンプ場へ。

草紅葉

草紅葉が始まってました。

リンドウ

このリンドウの色、なんか好き。

薬師峠キャンプ場

15分ぐらいで今宵の宿場へ到着。

左にある小屋でチェックインを済ます。

1泊1張1,000円。

薬師峠キャンプ場のビールとコーラ

缶ビール700円。コーラ500円。

もちろん購入させていただきやした。

薬師峠キャンプ場の水場

水場ドバドバ。

すっごく美味しかったです。

雨の薬師峠キャンプ場

ちょうど夕方ぐらいだけ雨が止んでくれたので、ストレス無く設営できました。

構えていたより混んでいなくて助かりました。

こないだの山の日はこの2倍だったとの事。

雨のテントの中

夕食後はまた雨が降ってきたので、まったりテントの中で百名山読んだり過ごし19時過ぎには就寝。

2日目

暗闇の薬師岳登山道の目印

翌朝。3時起き3時半出発。

暗闇の中の急登を目印を頼りに進む。

本日はアタックザックのみなので浮いてるぐらい軽く感じました。

薬師岳登山道から見た夜明けの槍ヶ岳・穂高連峰・黒部五郎岳

昨晩の雨から一転、本日はド快晴!

1時間半ぐらいで明るくなってきて、北アルプス最深部のイケメン達が現れました。

稜線に出ると風が強くなりシェルを着込む。

夜明けの薬師岳山荘

薬師岳山荘で小休止。

夜明けの薬師岳山荘から見た雲海

久々にこんな素晴らしい雲の海を見ました。

夜明けの薬師岳山荘と雲海

刻一刻と変わる空の色に足を止められ、何度もシャッターを押してしまう。

夜明けの薬師岳から見た白山

南西には白山が浮かぶ。

夜明けの槍・穂高の稜線

槍穂のギザギザがくっきり。

朝日が当たる太郎山

北ノ俣岳にスポットライトが当たり、神秘を感じました。

薬師岳を登る登山者

ぜぇぜぇ。

久々の高地感。富士山みたいなあの感じ。心地良かった。

薬師岳山頂

山頂ロックオン!

薬師岳山頂

ヴィクトリーロードをるんるんで歩き

薬師岳山頂

とうちゃーーく!!

テント場出発から2時間半ぐらいでした。

薬師岳山頂

いやぁ、嬉しい!

薬師岳山頂から見る太陽

太陽も全力で祝福してくれました。

薬師岳山頂から見る北アルプス北部の山々

さいっこうの眺め☆

北アルプス北部の山々がいい感じ。

薬師岳山頂から見る北アルプス北部の山々

左に剱岳。立山連峰。

いつか歩きたい縦走路。

薬師岳山頂から見る後立山連峰

右には後立山連峰の名峰たちが。

薬師岳山頂から北アルプス中央部・南部の山々

そして水晶岳に一昨年登った鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍穂など。

北アルプスの山々がほぼ全山見渡せました。

よかったらこちらもご覧くださいませ。

薬師岳山頂から見る富山側の風景

富山側はこんな感じでした。

薬師岳山頂から見る薬師岳小屋と白山

ちょっとまったりして、帰りまーす。

薬師岳登山道から見る黒部五郎岳

帰りもイケメン達にうっとりしながら。

ずっと憧れている黒部五郎岳がめちゃくちゃかっこいい。

薬師岳登山道から見る北アルプス最深部の山々と登山者

左上にはこれまた憧れの雲ノ平が。

憧れの山々に囲まれ、本当に幸せなひとときでした。

チングルマと北アルプス最深部の山々

チングルマを添えて。

草紅葉と黒部五郎岳

草紅葉も添えて。

黒部五郎さん、かっこいいっす。

薬師岳登山道

登りは暗闇なのでわかりませんでしたが、薬師峠付近はまあまあ急な岩場でした。

薬師峠キャンプ場

薬師峠に到着し、朝メシ食べてテント撤収。

全部で2時間ぐらいかかってしまいました。

薬師岳登山道と薬師岳

出発し、少し経って振り返る。

独立峰のような佇まい。ほんとでっかい山容。

薬師岳登山道と太郎平

天気も良く最高の山歩き。

太郎平を歩く登山者

ニコニコでっせ!

太郎平から見る北アルプス最深部

左を見ると、憧れの雲ノ平が近くに。

いつか絶対に行きますから!!

太郎平から見る水晶岳

水晶岳も絶対に!!

太郎平小屋

テント場から30分ぐらいで太郎平へ到着。

太郎平小屋の生ビール

まだまだ下山あるけど、ひとまずかんぱーーい♪

このジョッキ、ナイス!ノローナのロゴまで入ってる!

太郎平小屋から見る薬師岳

ここの山小屋、ロケーション最高です。

登ってきた山を眺めながら飲むビールは格別だ。

太郎平小屋の登山標識

次ここに来る時は、黒部五郎か雲ノ平に向かうだろう。

薬師岳登山道から見る折立駐車場

下山はもくもくと5時間ほど。

駐車場が見え、安堵する。

折立登山口

ゴーール!!

折立に降りたて!

下山後のグルメ

中華そば 大喜

せっかく富山来たので、ご当地ラーメンの富山ブラックが食べたくなり『中華そば 大喜』さんへ。

中華そば大喜のラーメン 富山ブラック

ブラックペッパーたくさんかけちゃいましたが、濃くてまいう~でした!

やはり富山は遠い…

帰りの運転が核心部でした。

おしまい

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