今回は紅葉の名山でもある頚城(くびき)三山最高峰の火打山(2,462m)に友人と2人で登ってきました。
この辺の有名なお山はけっこう登ったのですが、全部天気が良くなく…今回もその通りに。。
曇り&ガスでごく稀に晴れ間が差す感じでしたが、まあまあ紅葉も堪能できて狙っていた景色は見れたので満足しました。
ルート・コースタイム
一番ポピュラーな南側にある笹ヶ峰登山口からのピストンです。
感想としては、さすがメジャーな百名山なだけあり感激するほどよく整備された登山道で、半分近くが木道だった印象です。
急登も十二曲辺りと山頂直下ぐらいしか無く、距離はまあまあありますが登山道の環境が良いのでそこまでハードに感じませんでした。危険個所もほぼありませんでした。
登山口・登山道の環境含めメルヘンな山小屋の高谷池ヒュッテ、美しい景観が広がる高谷池と天狗の庭、登山口近くの美しいブナの森と、総じてポテンシャル高めの魅力的な山だと思います。
登山口で任意で入山料の500円を徴収していましたが、この整備ぐあいは強制1000円以上徴収してもいいと思いました。
駐車場
下山時の写真ですが、笹ヶ峰登山口の第一駐車場を利用。
こちらは約30~40台駐車可能で、満車の場合はすぐ南に100台以上駐車可能な第二駐車場があり、トイレはそちらにあります。料金は無料。
わかりやすいマップがあります。
今回のルート。
グーグルマップはこちら。
登山記
前日夜に到着し車中泊。4時起床。
出発時には第一駐車場は満車になりました。
ちなみに登山口(ゲート)は写真左奥にありますが、ライトアップされておりまあまあ眩しいので、車中泊や仮眠される方は少し離れたところがおすすめです。
こちらより5時ごろ出発!
そちら左側にスタッフさんがいて、断りにくい任意で入山料(500円)を徴収していたので支払いました。
帰りに払いますとか言ってる人もいました。
支払うとこんなライチョウの飾りがもらえます。
こちらも下山後に撮った写真ですが、携帯トイレの自販機と回収ボックスがあります。
少し先には靴洗い場も。
環境抜群!
ヘッデン点けててくてく進みます。
水場である黒沢橋まではほとんどこんな感じの木道でした。
こんな標識があり、距離感つかみやすかったですが一つ一つが長く感じました。
一時間ぐらい歩くと夜が明け、幻想的な風景が。
深山だ。
最近は雨が多いのもありますが泥濘が多く、そして粘土質なので滑る滑る。
下山時に何回もズルっといってしまいました。
山麓はブナの巨木がたくさんあり、すごく癒されました。
十二曲はけっこうあっという間で、その先がけっこう急登でした。
でも、この辺以外は基本緩やかで、山頂直下に少し急登があるぐらいでした。
携帯トイレブースが。
ほんと環境良いっす。
急登の先は、オオシラビソの原生林がとても美しいです。
ガスガスだけど、こんな景観は嫌いじゃない。
どんどん秋が出てきました。
ナナカマドを含め、なんか赤い実が多かったです。
それを食べに来てるのかな?
出発から約2時間半で富士見平へ。
ほんとに富士見なの?ってなぐらい全く眺望ありませんでした。
真っすぐ行けば妙高方面ですが、火打なので左に曲がります。
秋なトンネル。
キノコもよく見かけました。
冨士見平~高谷池ヒュッテまではそこまで登りはなく、多少のアップダウンがあるぐらいかなーと。
富士見平から45分ぐらいで高谷池ヒュッテに到着。
この三角屋根が可愛い♪
右奥に山頂も見えました。
カフェの看板も可愛い。
ベンチがたくさんあるので休憩させてもらいます。
目の前の高谷池の草紅葉がいい感じ♪
秋、万歳!
山腹の紅葉もやや見頃かな?
めっちゃ可愛い看板。
中は入りませんでしたが、色々と充実してそうでした。
デポしてもいいんすね。
おっす。
少し歩いた先から見ると、めっちゃメルヘンな景観。
箱庭みたい。
見事な黄金色だ。
そこから山頂直下ぐらいまでは再び木道。
秋うらら~
この木道と池塘・湿原な感じが、同じ”ひうち”繋がりで尾瀬の燧ヶ岳に似てる感じがしました。
高谷池ヒュッテから20分ぐらいで、こちらも池塘エリアの天狗の庭へ。
高谷池とこの天狗の庭が火打山の2大フォトポイントだと思います。
山頂ガスってるし風もあるので逆さ火打は見れませんでしたが、帰りは山頂見えたので写真は後ほど。
少し登った先から見ると、こちらもいい感じ。
もう少し!
この辺はまあまあな登りで息が上がりました。
最後の急登を乗り越え
着いたーー!
出発から5時間半もかかってしまいました。
やはり眺望は無し!
まあまあ広いので、昼飯休憩を。
たまーに青空が見える感じでした。
ま、雨には降られなかったのでそこは良かったかなーと。
一時間弱休憩し、下山しまーす。
南側は一面ガスでしたが、この山で雲をせき止めているのか北の日本海側はけっこう晴れてました。
すぐそこにライチョウ平。
運が良ければこの辺でライチョウに会えるそう。
その右には、こちらもガスが退いて天狗の庭も見えました!
いやぁ、美しい景観。
山好きの楽園ですわ。
左奥に妙高山の山頂が姿を見せてくれました。
気持ちいい~
天狗の庭へ降りてくると、これまたちょうどガスが退いてくれて
完璧ではないけど、見たかった景色が見れました。
逆さ火打山は見れませんでしたが、十分美しいっす。
確かに、自分が天狗だったらここを庭としますわ。
高谷池へ。
テント場のロケーションもいーなー
予約制だけど、いつかテント泊しに来ると決意しました。
人気なのも頷けます。
木道にはきちんと滑り止めが付いていて、ほんと助かりました。
ありがとうございます!
木道ではないところはこんな泥濘が多く、基本的に水はけが悪いから木道が多いのかな?と思いました。
感謝しながら歩く。
この葉っぱ好きっす。
ブナの巨木に生命力を感じる。
大好きなんですよー
ブナ。
近くの雨飾山のブナ林も好きだけど、この辺笹ヶ峰のブナ林も大好きになりました。
帰りも休み休み山頂から4時間半ぐらいで
ゴーール!!
トータル11時間ちょっとの山行でした。
約2か月ぶりの山だったのでけっこう疲れました。
【おまけ】利用した温泉・食事処
妙高は大好きな温泉エリアでもあるので、今回は前夜と当日と2か所温泉を堪能しました。
池の平温泉・アルペンブリックスパ
前夜はこちらアルペンブリックスパ。
スキー場にありがちなちょっと年季を感じる建物です。
入口。
料金。
800円はまあまあ無難な価格かと。
21時まで営業してるのもいいですね。
内風呂と露天があり、湯質最高!
露天は少しぬるめでしたが、内風呂はやや熱めで気持ち良かったです!
wwwww
この辺は赤倉は何回か滑りましたが、アルペンのスキー場もあるんすね。
自分、アルペンアウトドアーズ好きですし、昔からアルペンフリークです。
コンビニみたいなお店と
居酒屋が併設されいて環境は良いかと。
この辺は食事処が数えるほどなので助かりますね。
妙高高原ICからけっこう近いので、アクセスも◎
近くに宿泊施設もありますよ。
杉野沢温泉・苗名の湯
下山後は、ちょうどインターまでの通り道にあるこちら苗名(なえな)の湯へ。
料金は500円で、お風呂は内風呂一つのみでしたが、湯質・湯温共に良かったです。
こちらはこじんまりしてますが、サクっと汗を流す程度なら申し分無いかなーと。
笹ヶ峰から妙高高原ICへ向かう途中にあるのでアクセス良いです。
食事処・日本亭
妙高エリアはあまり夜営業している食事処が少なく、こちら日本亭さんは夜は居酒屋として営業しているそうですが食事のみでもOKとのことなので利用しました。
超ローカルな店内で、自分ら以外はローカルの人たちで大賑わいでした。
自分は平気ですが、喫煙OKなので抵抗ある方にはちょっと向いてないかも。
お通しのバイ貝の煮付けが美味しかったです。
からあげ(800円)+ライス(300円)を食べましたが、めちゃくちゃ量が多くお腹パンパンになりました。
からあげは下味がしっかりついていてめちゃくちゃ美味しかったです!
国号18号沿いにありますが夜は通りに看板は無いので、初めて行く人は見つけにくいと思いました。
おしまい
にほんブログ村
コメント