こちらでは世界70ヶ国ぐらいをうろちょろした中で心に残る絶景の湖5選をランキング形式でご紹介してみたいと思います。
第5位 死海【イスラエル/ヨルダン】
第5位は死海!
めちゃくちゃ有名ですよね。
でも、おそらく知名度はかなり高いですが実際に行った事ある人は少ないんじゃないかなーと思います。
簡単に説明すると、中東はイスラエルとヨルダンにまたがる面積605km²ぐらいの大きな湖で、海抜-400m以上と海より400m以上も低く、そして塩分濃度が30%(普通の海水は約3%)という激しょっぱく生命が存在出来ないのでdead sea(死海)と呼ばれてます。
自分はヨルダン側の死海に行ったのですが、荒涼とした砂漠の中に現れ神秘的な景観に心打たれました。
行ったなら絶対に浮くべき!
おそらくこれも皆さまほとんどの方がご存じかと思いますが、死海は塩分濃度が高いので浮力が大きくめちゃくちゃ浮きます。
そして一般的な海の塩の主成分は「塩化ナトリウム」ですが、ここ死海の塩の主成分は「塩化マグネシウム」で、肌に優しく美肌に効果的。
地元の人たちはリウマチや皮膚炎を癒すためなど、日本で言うと温泉に近い感覚で湖水浴に訪れます。
アクセス・行き方
自分はヨルダンのアンマンから行きましたが、アンマンの空港からタクシーで一時間ぐらいでした。
そのままペトラまでタクシーチャーターしたのでアンマンから往復の料金はわかりませんが、大体70JOD(約11,500円)ぐらいとの事。
一番はバスがおすすめです。
JETTバスがアンマンのアブダリにあるJETTバスオフィスと7thサークルオフィスから出ていて、降り場は宿泊予定のホテルか浴場を指定すると降ろしてもらえるとの事。約一時間。往復15JOD(約2,800円)片道10JOD(約1,900円)
周囲にはリゾートホテルがたくさんあり、公営のアンマンビーチが日帰りでも利用出来て有名なので、ここがおすすめかなーと思います。自分もここに行きました。
体験記はこちら。
第4位 ラグーナベルデ【ボリビア】
第4位はラグーナベルデ!
こちらはボリビア。チリとの国境付近のアタカマ高地にある湖です。
標高は4,300mほどで、スペイン語でラグーナ=湖、ベルデ=緑なので”緑の湖”という意味。
自分が行った時は雪があったので緑ではなかったですが、コンディション次第では見事な緑色で、マグネシウムが多く含まれているので風の強さによって緑の色が変わるんだとか。
背後にあるリカンカブール山が富士山みたいでほっこり。とても絵になる景観です。
なにより、自分はかの有名なウユニ塩湖から3泊4日のチリ抜けツアーに参加しアンデス・アタカマ高地の絶景に次ぐ絶景を楽しみチリとの国境付近最後の目的地として寄ったのがこの湖で、ツアーの最後だというのもありとても感動した覚えがあります。
アタカマ高地は絶景天国!神秘的な湖もたくさん!
ウユニ塩湖に関しては別記事で書きますが、山・高地好きな自分は正直ウユニ塩湖より?いや、同じぐらい感動したのがこのアタカマ高地です。
標高は4,000~5,000m。惑星感丸出しな超絶絶景の連続。神秘的な湖がガンガン登場。
世界の絶景をたくさん見てきましたが、自分的にはかなり上位に入るレベルです。
高山病に注意!
この辺はウユニ塩湖からずーっと標高4,000~5,000mの高地なので高山病に注意です。
実際、自分たち含め向こうで知り合った旅人の半分近くは症状の軽い重いは別として高山病になってました。
自分は陸路でウユニに入りましたが、特に空路で入る人は要注意です。
ゆっくり標高を上げ高度順応するか、ダイアモックスなどの高山病の薬を服用するかしましょう。
自分はインドで購入して持っていたダイアモックスを飲んで行ったので大丈夫でしたが、日本でも処方してくれるみたいなので、心配な人はそちらをオススメいたします。
アクセス・行き方
超秘境なのでもちろん公共交通機関はありません。基本的にはウユニ塩湖からチリ抜けツアーに参加するか逆ルートのチリのサンペドロアタカマからウユニ塩湖へ行くツアーに参加するしか方法は無いじゃないかと思われます。
それか、ウユニかサンペドロアタカマで車をチャーターするかですかね。
第3位 ソンクル湖【キルギス】
第3位は中央アジアはキルギスの中央部にあるソンクル湖(ソンキョル湖)。
おそらく知ってる人は少ないと思いますが、キルギスでは有名な高山湖で標高は約3,000m。行く道が雪のある時期は閉鎖されるので6月~9月初旬の夏季限定の湖です。
夏は湖近くの草を食べに各地から放牧のヤギやヒツジ、馬などがたくさんやってきて牧歌的な風景が広がります。
宿泊用のユルタもたくさんあり、ツーリストはこちらで食事や宿泊ができます。
遠くに見える山々に湖。馬などの動物たちとユルタが相まって最高の絶景だと思いました。
アクセス・行き方
公共交通機関などは無いので、基本的にはビシュケクからツアーで行くか、コシュコル辺りでタクシーをチャーターして行くしかないです。
自分はキルギス中東部のナリン(ナルイン)という街からタクシーをチャーターして行きました。
時間的にはビシュケクからだと約6~7時間との事。
キルギスはCBT(Community Based Tourism)というキルギス政府公式の観光局オフィスが各町にあるので、ツーリストはそこを頼れば円滑に旅が進められます。
第2位 アティトラン湖【グアテマラ】
第2位はグアテマラにあるアティトラン湖!
こちらの湖は『世界一美しい湖』と呼ばれており、美しいコバルトブルーの湖の周囲にそびえるアティトラン山、トリマン山、サンペドロ山の景観が素晴らしく、ツーリスティックな湖畔の町やマヤ先住民族の人々など、旅人の心を鷲掴みにする魅力があります。
正直1位にするか迷ったぐらい大好きな湖です。
船で湖畔に点在する町めぐりをするべし!
この絵になる景観だけでも素晴らしいのですが、アティトラン湖の湖畔にはマヤ先住民族が住む魅力あふれる町が点在し、船でその町めぐりをするのが人気です。
パナハッチェルの湖畔にはたくさんの船が停泊しており、こちらで交渉して各町へ向かったりチャーターしたりします。定期運航してる船もあるみたいです。
アクセス・行き方
ベースとなるのは湖北部にある街パナハッチェル。
グアテマラのメジャー観光地であるアンティグアから乗り合いバスで3時間ぐらい。料金は15ドルぐらい。
注意:この辺は山賊が出るので公共バスなどには乗らず、ツーリストバスを勧められました。
第1位 パンゴンツォ【インド/中国】
第1位はインド北部のラダック地方、中国との国境にあるパンゴンツォ(パンゴン湖)!
標高約4,200m。全長約150km、面積604平方km、南北の平均幅は2〜5kmと細長い塩湖で、西側3分の1がインド。東側3分の2が中国になります。
自分も大好きな有名なインド映画の『きっと、うまくいく』や『落下の王国』のロケ地としても有名で、紺碧の空を映し出す鏡の様な湖面に周りを囲む荒涼としたチベットの山々。ワイルドな道中などなど、たどり着いた時の感動は今でも鮮明に覚えています。
道中の景色が素晴らしい!
アクセスにも書きますが、こちらにはラダックのレーという街からツアーやチャーター、レンタルバイクなどで行くのが一般的で、その道中の景色が素晴らしくロケーション最高のとても絵になるゴンパ(チベット寺院)や辺境感たっぷりの景色が楽しめます。
高山病に注意!
インド北部は標高が高く、ラダック観光のベースとなる街レーで標高約3,500m。パンゴンツォは約4,200mで5,000mオーバーの峠を越えて行くので、もちろん高山病の恐怖との闘いはあります。
レーに何日か滞在すれば高度順応出来ますが、自分は1泊しかせず次の日に行って宿泊時にビールをたくさん飲んでたせいか夜中高山病になりました。
幸いレーでダイアモックスを買って行ったので、それを飲んで水をガブガブ2Lぐらい飲んだら良くなりました。
水分をたくさん飲んで尿を出した方が良いらしいです。
心配な人はレーでダイアモックスを購入していった方が良いかと思います。薬局にどこでも売ってます。
アクセス・行き方
秘境なのでラダックの街レーからツアーやチャーター、レンタルバイクなどで行くのが一般的。
所要時間は5~6時間で日帰りも可能ですが、湖畔にはツーリスト向けのキャンプサイトやホームステイ出来る民宿がたくさんあるので、是非とも1泊以上をおすすめします。
特に星空は一見の価値有りで、一生の思い出となるとんでもない天然プラネタリウムを体験出来ます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
自分は秘境系が好きなのでこんなランキングになりましたが、まだまだ好きな湖はたくさんあります。
特に高所の湖は空気が薄く澄んでいるせいか神秘的な色をしている印象です。
皆さまも是非訪れてみてください。
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