夜から福岡で用事があったので、せっかくなので夜行バスで岡山の離島・犬島を観光してから向かう事にしました。
犬島は以前直島と豊島を旅した時に知った瀬戸内アートの島。
アートはもちろんですが、小じんまりとしたサイズ感とひっそりとした島の雰囲気がとても気に入りました。

新宿バスタより夜行バスに乗り、朝岡山駅に到着。
岡山はもう20年ぶりぐらいかな。
予約しておいたレンタカーで犬島への船が出ている宝伝港へ向かいます。

一時間弱ぐらいで宝伝港に到着。

港というか船着き場です。
ちなみに地図はこちら。
犬島へは船で約10分。目と鼻の先です。
駐車場は近くに2か所あり、どちらも一日500円でした。

「西宝伝」というバス停も近くにあり、バスで来ている人もいました。

綺麗なトイレがあり、そこにあったわかりやすいガイドマップ。

犬島ズーム。
とても小さく、徒歩でゆっくり全部まわっても3時間ぐらいで足りました。
人口は50人いないとか。

豊島からも来れるんですね。
なら直島・豊島とセットで訪れるのも良さそう。
その場合はベネッセさんのHPのアクセス情報が見やすいです。
ちなみに写真の宝伝港⇔犬島の時刻表、現在はダイヤが少々変わっております。
宝伝港発 | 犬島発 |
6:40 | 6:50 |
8:00 | 8:10 |
11:00 | 11:10 |
13:00 | 13:10 |
13:45 | 13:55 |
15:15 ★ | 15:25 ★ |
17:00 | 17:10 |
18:30 ※ | 18:40 ※ |
※日曜日は運休
料金:片道 大人400円 小人200円
犬島精練所美術館の営業が10時オープンなので、11:00宝伝港発に乗り13:55犬島発で帰りました。

船はこんな感じで、フェリーというより漁船の様な感じ。

船内。
この時は平日だったので乗客は10人ちょいぐらいしかいませんでした。

すでに見えてますがしゅっぱーつ。
すぐ目の前です。

あれもアートなのかな?

港から降りてすぐ目の前のこちらのチケットセンターで全部のアート共通のチケットを購入。2,100円。

この辺瀬戸内で有名な焼杉板の外壁がいい感じです。

土産屋とカフェあり。


外もこんな感じで居心地ナイスです。

砂が黒い。

この島の地質は花崗岩なので、ズラーっと並んでます。

さいっこうのお天気♪

美術館までてくてく歩く。

こちらから犬島精練所美術館へ。
見事にサビてるなーと思ったら、わざと最初からこんな感じにしてるみたい。いい感じ。
基本情報
住所 | 〒704-8153 岡山県岡山市東区犬島327-4 |
電話番号 | 086-947-1112 |
公式ホームページ | https://benesse-artsite.jp/art/seirensho.html |
開館時間 | 10:00~16:30(最終入館16:00)チケットセンター10:00~17:00 |
休館日 | 3月〜11月 火〜木曜日(ただし祝日の場合は開館、翌日休館。月曜日が祝日の場合は火曜日開館、翌水曜日休館)、12月〜2月 全日 ※詳細は公式Webサイトの開館カレンダーをご確認ください |
鑑賞料金 | 一般2,100円、15歳以下無料 ※犬島「家プロジェクト」、犬島 くらしの植物園と共通 |
ちなみに犬島精練所とは、かつて存在した銅の精錬所で、最盛期は2000人を超える従業員がいたけど、銅価格の暴落などにより1925年に廃止になったとの事。
公害や産業廃棄物問題などもあり、その精錬所跡を2001年にベネッセさんが買い取り、負のイメージを払拭すべく美術館にした感じ。
『在るものを活かし、無いものを創る』がコンセプトらしい。
買い取られる前はテレビドラマの『西部警察』や映画『カンゾー先生』、『鉄人28号』のロケ地としても利用されたんだって。
廃墟マニアには有名だったらしいです。

廃墟時代には西部警察で大爆発されてます。。

このカラミ煉瓦という煉瓦が有名で

この景観がとてもいい感じでございます。


銅を採った後のカスみたいなものから造られ、普通の赤レンガの2倍の重さがあるため建物の増強などに使われたとの事。

こちらが美術館で、中は撮影NGなので写真は無いですがけっこう良かったです。
『見る』というより『感じる』って感じなのかな。
自然光などでエアコンとかないのに適温を保つ構造ですごいと思いました。

カフェもありましたが、この日は営業してませんでした。

トイレもいい感じです。

しばしぼけーっと穏やかな瀬戸内海を眺める。

なんだか落ち着く。

この遺構が瀬戸内の景観にとてもマッチしてる。

程良いラピュタ感も有り。


こんな朽ちた煙突もアートに見えてくる。


栄枯盛衰を感じました。





美術館を後にし、家プロジェクトへ。
こちらは『F邸』。
中は撮影NGだけど、モッコモコした物で埋め尽くされてました。

その先の集落。

なんかいい。

その集落のド真ん中にあるのがこの『石職人の家跡』という作品。

この作品は、昔石切職人の親方が弟子たちを住まわせた家の跡で、なんだか可愛らしくポップな感じ。



このミッフィーみたいなイスがけっこうありました。

その近くのこちらは『S邸』。

『コンタクトレンズ』という作品で、大きさや焦点が異なる無数の円形レンズを通し、見る人には目に見える世界の多様性を促してるとの事。


ひっそりとした集落の中にあり、こういうロケーションがこれまたナイス。

そのすぐ先にあるのが『A邸』。

中にイスがあったので

感じてみました。

映えますね~
ちなみに、こちらのアートは今は少し変わっています。

廃屋が多く、それもアートに見えてくる。

いいっすねー、犬島。
さすが人口が少ないだけあり、ひっそりしてる。
直島とか豊島より人少ないし、一人旅向けだと思います。

『中の谷東屋』という東屋でちと休憩し

『C邸』へ。
写真はNGでしたが、ハンモックみたいなのがたくさんあり、今はお花のアートに変わっています。
ちなみにこの建物は築200年以上との事。

家プロジェクト最後は『I邸』。
あの左の建物。
これまた中は撮影NGでしたが、3つの鏡が置いてあって色んな景色が見れて楽しかったです。

目の前の庭の花がとてもキレイでした。

その隣の古民家カフェで

パスタをぺろり♪
美味かったです!

昭和感満々な雰囲気が居心地良くて


とても和みました。



アート最後は見たかったこの犬!

よーく見るとこんな感じで、色んな人たちの希望が詰まってる感じがしました。

やっと本物の犬見つけた!

ぶらぶらしながら港へ向かいます。
向こうに出発した宝伝港。

こういう離島の日常の風景に最高に癒されます。


ローカルだなー

さーて、帰りましょう。

犬島、さよーならー

岡山城をちら見し

新幹線で福岡へ向かいました。
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