紅葉の涸沢カールで1泊2日テント泊【半分以上雨】

スポンサーリンク
登山記
当ブログでは一部PRを含んでいます。

涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ

よく言ったものですわ。

今回は穂高のピークは踏まず、ただ上高地から涸沢の紅葉を1泊で見に行ってきただけの山歩き。

今年は色付きがそんな良くなく”当たり年”ではなかったけれど、十分満足いく絶景が見れました。

到着しテント設営後から翌日の下山までずーーっと雨でしたが、よい経験ができました。

なので、そんな映えた写真も無ければ枚数も少なめです。。

ルート・コースタイム

一番オーソドックスな上高地バスターミナルからのピストンです。

コースタイム

【1日目】
5:25上高地バスターミナル ⇒ 6:13明神館06:24 ⇒ 7:10徳沢 ⇒ 8:21横尾09:01 ⇒ 12:04涸沢
【2日目】
6:55涸沢 ⇒ 9:03横尾9:22 ⇒ 10:17徳澤11:01 ⇒ 11:47明神館11:57 ⇒ 12:53上高地バスターミナル

総距離:約31km 標高差:約1440m

上高地から横尾までは約3時間の林道歩き。横尾から涸沢までは少し登山っぽい道になりますが、さすが有名な涸沢カールへのルートなだけありよく整備されており危険個所もありません。お子さんもけっこう見かけました。

駐車場

沢渡第3駐車場(かすみ沢駐車場)

関東方面からなので、今回もバスターミナル隣接の沢渡第3駐車場(かすみ沢駐車場)を利用しました。1日700円。

トイレはバスターミナルに有り。とても綺麗。

ハイシーズンの3連休でしたが、翌日は天気が悪い予報のせいか車はそこまで多くなかったです。

沢渡バスターミナルのチケット売場

始発が5時なので混むだろうなーと思い4時半ぐらいにチケット売り場に行くも、そんな混んでなく始発に乗れました。往復2,400円。

テント場の場所取りが目的で始発にしましたが、結果テントはそこまで多くなかったし遅くても良かったです。

沢渡から上高地へ向かうバスの車内

4:50に出発しました。

早朝の上高地バスターミナル

25分ぐらいで上高地に到着。

早朝の上高地

まだ暗いけどうっすら明るくなってきたのでヘッデン点けずに出発。

夜明け前の河童橋。

スマホのナイトモードで撮影したからこんな感じだけど、実際はもっと暗かったです。

夜明けの上高地の林道

木々の合間に朝焼けが見え、今日はいい天気か?とウキウキになる。

それより、今回はピークを踏まない山歩きで涸沢は一度行ってるのでほんっっと気が楽。なんか観光気分。

この辺のピークは全部岩々しく急峻で心構えというか緊張する。それが無いだけでこんな気持ちが違うのかーと思いました。

ちなみに、3年前に訪れた際の奥穂高の山行記は

明神岳を眺める登山者

途中の明神岳を眺める。

今回はお水がどこでも手に入るので持って行かず、加えて軽量化もしたので前回より軽快軽快。

涼しい時期というのもあり、往復行動中はトータル1Lも水分飲まなかった。

明神館

やや早歩きで50分程で明神に到着。

ここまでは上高地からのハイキングロードなので、上高地に泊まり”朝のお散歩”をしている観光客がけっこういました。

上高地の林道を歩く登山者

まだまだ癒しの林道歩き。

上高地の林道を歩く登山者とクマよけの鐘

壊れちゃってたけど、クマよけの鐘。

一昨年2020年の9月に上高地のキャンプ場でクマに襲われた事件あったし、3年前の涸沢でもクマ見たし、けっこう身近にいるんだと意識。

徳澤園のテント場

徳澤へ。

上高地の小梨平キャンプ場もそうだったけど、テントすごく多かった。

紅葉と徳澤園

恒例のこちらで帰りに食事しました。

涸沢ヒュッテでも食べれるし、食事持って行かなくてもいいレベル。

現に、自分は涸沢の売店で夕食したので、持ってきた夕飯は手を付けなかったです。

横尾のテント場

そこから1時間ちょっとで横尾に到着。

横尾山荘

いつも賑わっててウキウキする場所。

ドコモは電波MAX入りましたが、涸沢はほぼ入らずたまーに1入るかぐらいでした。

横尾にあるマップ

いつか全部歩いてみたいけど、ギザギザ稜線は無理かな。

横尾の登山標識

もう11km歩いたけど、ここからあと6km。

てことは、往復34kmか。

半分以上は平坦で急な登りなどは全く無いけど筋肉痛になりました。

横尾大橋

昼飯食べて、向かいますかね~

横尾大橋

涸沢に向かう感じがしてアガる~

時間的にはちょうどあと半分。3時間。

屏風岩

少し歩くと屏風岩。

けっこうな存在感。

涸沢への登山道

次の休憩ポイントの本谷橋までもそこまで急なところは無く、実に歩きやすい登山道。

涸沢への登山道を歩く団体の登山者

そして、今回はさすがメッカのピーク。

前日と本日はまあまあ天気良かったので、下山客とかーーーなりすれ違いました。

しかもツアー系団体もたくさんいて、こんにちわ無双。ダントツ過去一。

でもある意味貴重な経験が出来ました。

登山道はまあまあ広めなので、すれ違いのストレスはそこまで無かったです。

賑わう穂高の本谷橋

本谷橋に到着。

大変な賑わい。

少し上に小さな橋が出来てました。

本谷橋を通過する子供

こんな小さな子もけっこういて、いつか息子も連れて来ようと思いました。

涸沢への登山道

それにしても、登山道は良く整備されててほんと歩きやすかったです。

こないだの南アルプス南部とは大違い。

本当に感謝です。

涸沢への登山道から見た紅葉

涸沢か?と思ったら違うカールでした。

この辺から色づいた葉が多くなってきてルンルンになる。

涸沢への登山道で見たナナカマド

山の赤はやっぱナナカマドだよな~

7回かまどに入れても燃え残るほど燃えにくいというのが由来だって、こないだテレビでやってました。

涸沢への登山道

Sガレ。

落石の恐れがあるので素早く通過。

涸沢への登山道から見た奥穂高の岩稜

奥穂の岩稜が見えた~

涸沢への登山道

てことは、もうすぐだ~

涸沢への登山道から見た紅葉

曇りですが、まあまあいい色してますね。

涸沢への登山道から見た紅葉
涸沢への登山道のナナカマド

紅葉の涸沢感出てきましたよ~

涸沢への登山道のナナカマド
涸沢への登山道

涸沢ヒュッテ手前の最後の登りを経て

紅葉の涸沢カール

キターーーー!!

まあまあイイ感じじゃないすか!

紅葉の涸沢カール

たまらーーん♪

紅葉の涸沢カールとナナカマド

ナナカマドを添えて。

紅葉の涸沢カール

さあ、テン場の場所取りしましょ。

思ってたよりテント少ない!

涸沢の情報掲示板

そりゃこの後から明日まで雨予報ですしね。

前夜は1000張だったとのこと!

涸沢のテント場のコンパネ

コンパネGET! 500円

でも、けっこう近くのコンディションいい感じの場所取れたので、コンパネ無くても良かったっぽい。

幕営代は一張り2,000円になってました。

どこもこの金額で定着した感じすね。

涸沢カールのテント場

マイホーム設営終了。

涸沢カールのテント場から見た紅葉

2回目の涸沢。

3,000mの峰々に囲まれた日本でも希有な場所。

涸沢カールのテント場から見た紅葉

穂高に抱かれてる感じがして、とても幸せでした。

涸沢ヒュッテの軽食メニュー

腹減ったので売店へ。

名物のおでんは売り切れてたので

カップラーメンやら

涸沢ヒュッテのビールや飲み物

ビール2本飲んだり、すでに宴。

そんな人たちがたくさんいました。

雨の涸沢ヒュッテ

少しするとポツポツと。

大賑わいだったデッキにも人がいなくなり、売店付近に屋根があるのですし詰め状態に。

良かった…降る前にテント設営出来て。

たまにザーザー大降りになったり、この後明日の下山まで雨が止む事はありませんでした。

涸沢ヒュッテから見上げたザイテングラート

3年前に登ったザイテングラートを見上げ、思い出に浸り

雨の涸沢カール

マイホームに帰りましょ。

雨のテントの中

15時ぐらいにテントに戻り、まず一度寝。

起きると日が暮れていた。

他のテント場も多いけど、トイレが遠くて面倒。

雨の夜の涸沢

雨脚が強まり、テントの中でゆっくりまったり時を過ごしました。

電波の無いテント場での暇つぶしは百名山なんかもおすすめです。

雨の涸沢ヒュッテのテラス

翌朝。

3時頃起きましたが、雨が強く萎えてしまい2度寝3度寝。結局5時ごろ起き、初の雨ザーザーの中のテント撤収作業。

テントの中ですべてパッキングを済まし、出てササっとテントをたたみザックの外ポケットへ。

何事も経験。少し要領掴めたかも。

涸沢ヒュッテにさようなら。

雨の中を歩く登山者行列

行列下山。

雨の中を歩く登山者行列

けっこうな川になっている場所が何か所かありました。

雨の本谷橋を歩く登山者行列

本谷橋まで来ればもう安心。

修行の様でしたが途中から順応してきて、ランナーズハイじゃないけどレインナーズハイみたいになってました(笑)

雨のデブリ沢

川ですわ。

雨の屏風岩

屏風岩にはガスがかかり、滝が何本も出来てました。

徳澤園のビールとおでん

徳澤園にて涸沢ヒュッテで食べ損ねたおでんをペロリ。

雨の徳澤園

ザーザーの中黙々と歩き

雨の上高地の樹林帯

緑とパチパチと雨音のみの世界を堪能し

雨の上高地

徳澤から2時間ぐらいで上高地にただいま。

涸沢出発して、休憩&昼飯入れてトータル約6時間ぐらいでした。

穂高はまだまだ雲がスッポリ。

上高地の山賊焼き串

山賊焼き串をガブリ。

松本市の瑞祥

下山後の温泉は、ちょっと車を走らせ松本市内の瑞祥さんへ。

松本市内は晴れてました。。

山賊焼き定食

そこでもまた山賊焼きでお腹を満たし帰宅。

コンディションは良くなかったですが、けっこう楽しめました。

今度は北穂登りたいのでまた数年以内に涸沢は行くでしょうね。

おしまい

コメント

タイトルとURLをコピーしました