世界遺産を歩く!晩秋の大峰山(八経ヶ岳)日帰り登山【行者還トンネル西口からピストン】

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登山記
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こないだは東北の山だったので今度は西に行きたいなーと思い、今回は友人と2人で前から行きたかった奈良県の百名山である大峰山(八経ヶ岳)を登ってきました。

夜は本場の松坂牛を喰らい、翌日の帰りには富士宮やきそばを食べ、結果山歩きよりグルメな印象が強く残った山旅でした。

ルート・コースタイム

一番オーソドックスな行者還(ぎょうじゃがえり)トンネル西口の【大峯奥駈道 弥山登山口】から弥山(みせん)経由のピストンです。

弥山の大峯奥駈道のマップ

ちなみに弥山小屋にあったマップですが、この赤い線は大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)と言い、吉野と熊野を結ぶ修験道で、これが世界遺産の『紀伊山地の霊場と参詣道』に含まれてます。

なので、今回はほとんど世界遺産を歩く感じです。

大峰山の最高峰は八経ヶ岳ですが、世界遺産的には弥山の方が有名っぽいです。

コースタイム

6:30行者還トンネル西口 ⇒ 9:12弥山小屋9:20 ⇒ 9:48八経ヶ岳山頂10:00 ⇒ 10:24弥山小屋11:03 ⇒ 13:13行者還トンネル西口

総距離:約9.3km 標高差:約1,090m
合計山行時間:6時間43分

感想としては、スタートから奥駈道出合までと弥山手前が急登で、それ以外は基本歩きやすく快適ハイクでした。

時期的なものもありますが、途中の枯れ木の景観が気に入りました。

駐車場

弥山登山口駐車場

行者還トンネル西口の【弥山登山口駐車場】を利用。

弥山登山口駐車場の小屋

料金は1日1,000円(0:00~24:00)で約100台駐車可能。売店・トイレあり(有料)

>>駐車場情報はこちら

ちなみに、名阪国道の針インターを降りて来ましたが、夜中はインター降りてからここまでの約80km間、営業してるガススタはありませんでした。コンビニも吉野で見かけてからずっと無かったです。

けっこうな秘境です。

登山記

大峯奥駈道の弥山登山口

世界遺産!

白神山地も知床も屋久島も歩いたから、なんか嬉しい。

上北山村・国道169方向からの国道309号(行者還林道)が夜間通行止めで5:40頃解除されたので6時過ぎごろ駐車場に到着。

大峯奥駈道の弥山登山口

夜通し7時間運転してきたのでけっこうしんどいけど、準備してこちらより6:30頃出発!

ちょっと歩くとかわいい橋。

大峯奥駈道の弥山登山口付近の紅葉

登山口辺りが色付いてましたが、上の方はもう終わってました。

大峰山(弥山)の登山道の落ち葉

ふっかふかで歩きやすーい。

晩秋の山歩きは膝の負担が軽減されるので好きです。

朝日が差す大峰山(弥山)の登山道

朝日が温かい。

午前中はけっこう風が強く寒かった。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)登山道の奥駈道出合

急登を乗り越え一時間弱で奥駈道出合へ。

ここから一時間ぐらいは稜線歩きで快適ハイクって感じです。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山道
大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山道

気持ちいい~

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の苔

苔むしてる~

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の苔

ふっかふか。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の苔
大峰山(弥山・八経ヶ岳)の苔

このコケ、キレイなのでよく撮っちゃうんすよね。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山標識

この修験道の険しさを表してるのか、ホラーな文字。

看板はちょくちょくありましたが、距離は書いてなかったです。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山道

この枯れ木の森がイイ感じ。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山道

でも落ち葉でトレースがわからなくなり、そして目印もあまりないので何度も迷いかけました。

他の登山客もみんな迷ってたので、特にガス時は注意っす。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)山頂

おっ!山頂見えた!

真ん中のなだらかな山が弥山で、左のとんがってるのが八経ヶ岳。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の聖宝ノ宿跡

まさに熊野古道的な山伏が鎮座した聖宝ノ宿跡。

ここから弥山まではジグザグ急登です。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山道の階段

丹沢の様な木の階段。これがキツかった。

実は苦手。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)から見た青空と山々

どっぴーーかん♪

今年の山歩きはほんと天候に恵まれた。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)から見た行者還岳

振り返ると、あれも大峯奥駈道上にある行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)。1546.2m。

剱岳みたいでかっこいい!ていうか名前もかっこいい!

でも、行者を還すほど険しいという意味なんだと思うとあまり登りたくないかな。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の立ち枯れた木々

この辺の立ち枯れた木々の景観がかっこよくて気に入りました。

大峰山の弥山小屋

出発から3時間弱で弥山小屋に到着。

ベンチがたくさんあって、色々と充実してます。

大峰山の弥山小屋にある大峯奥駈け道のマップ

マップあり。

大峰山の弥山小屋にあるトイレ

キレイなトイレも有り。協力金100円。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の立ち枯れた木々

近くには立ち枯れた木々が。

1959年の伊勢湾台風でなぎ倒され、さらにその後は鹿による食害で若木が育たず、この景色で定着してしまったらしいです。

大峰山の立ち枯れた木々と八経ヶ岳山頂

八経ヶ岳ロックオン!

なんか甲武信ヶ岳に似てるかも。

けっこうすぐです。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の登山道

ちょっと下って登る感じ。

大峰山(弥山・八経ヶ岳)の食害防止の柵

食害防止の柵有り。

そー言えば、奈良ってほんとシカ多い。

来る時も民家の軒先に群れがいたし、たくさん見かけました。

大峰山・八経ヶ岳山頂

着いたーー!

大峰山・八経ヶ岳山頂

近畿最高峰!

八剣山や仏教ヶ岳とも呼ばれてるんすね。

大峰山・八経ヶ岳山頂から見た紀伊山地の山々

眺め最高!

大峰山・八経ヶ岳山頂から見た山々

四方八方山だらけ!

大峰山・八経ヶ岳山頂から見た紀伊山地の山々

ほーんと山深い。

あの奥らへんに熊野三山とかあるのかな。

大峰山・八経ヶ岳山頂から見た弥山と立ち枯れた木々

さっきいた弥山小屋と立ち枯れた木々が。

大峰山・八経ヶ岳山頂から見た大峰山と錫杖

錫杖を添えて。

山頂は狭いので、あの弥山小屋でランチする事に。

弥山の鳥居

弥山に帰ってきました。

皇太子さま、山好きっすね。

弥山から見た八経ヶ岳

そこからの八経ヶ岳もいい感じです。

弥山小屋と鳥居

テーブルとかベンチとかもけっこうあり、こちらで昼休憩。

弥山登山道を歩く登山者たち

下りまーす。

久々の週末好天&3連休の初日という事もあり、かなりの賑わい。

往復6時間ぐらいだし、近畿圏では人気なのか軽装のハイカーもたくさん。

おそらく9時頃出発の人が多く、下山時はかなりの人数とすれ違いました。

弥山の休憩ポイントで休憩をする登山者たち

みんな気持ち良さそうです。

右奥に見えるのは当初午後登ろうとしてましたが諦めた大台ヶ原。

弥山から見た行者還岳

やはり目の前の行者還岳が一番目を引きます。

弥山の登山道

この道好きだわー

弥山の登山道を歩く登山者
弥山の紅葉

帰りは紅葉を楽しみながら。

弥山の紅葉

ゆっくりと。

弥山の紅葉
弥山の紅葉

このほぼ朽ちた巨木がキレイな紅葉を広げてて、なんだか感動しました。

弥山登山口

ゴーール!

弥山小屋から2時間ちょい。トータルで6時間43分の山行でした。

弥山登山口の靴・杖洗い場

ご親切にも!

ありがとうございます!

弥山登山口の紅葉の滝

駐車場奥の滝がいい感じでした。

ナメゴ谷の紅葉

来た時は真っ暗でわからりませんでしたが、帰りの国道309の紅葉がいい感じ♪

一般の観光客が多く、みんな車停めて狩りまくってました。

ナメゴ谷の紅葉

後で知ったけど、ナメゴ谷ってとこ。

ここすごかった!

ナメゴ谷の紅葉

ここは山肌は常緑の針葉樹、尾根筋だけに広葉樹が植生してて、その尾根筋の紅葉がまるで天に登る龍の様だと言われてて、けっこう有名みたいです。

どうりで、朝通行止め解除された時待っていた車の半数以上がこの辺で陣地取りしてたわけだ。

ナメゴ谷の紅葉

でも赤はあまりなくて、ほとんどがこんな感じの黄葉でした。

ナメゴ谷の紅葉

春は桜も綺麗みたいです。

ちなみに、この道は12月上旬~4月中旬までは冬期通行止めらしいっす。

焼肉いとう

夜は松坂牛の牧場で働いてる後輩が合流し『焼肉 いとう』さんで

焼肉いとうの松坂牛

松坂牛!

概念が変わりました♪

富士宮やきそば うるおいてい

翌日は富士宮市の『うるおいてい』さんで

富士宮やきそば うるおいていの富士宮焼きそばとお好み焼き

絶品富士宮焼きそばを食べて帰宅。

充実した山旅でした。

おしまい

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