登山をする人でなくても有名な群馬・新潟の県境に位置する谷川岳。標高は1,977mでネコ耳のような2つ峰がある双耳峰です。
登山ルートはいくつかあり、ロープウェイ利用の天神尾根が一番登りやすくメジャーですが、その次に有名なのが日本三大急登の一つにも選ばれている西黒尾根。
著者は谷川岳自体は3度登ってますが、雪山初心者なのに積雪期の西黒尾根を登ってしまい、大変恐怖を感じましたが極上の達成感を得られたのでこちらでご紹介しようと思います。
度胸を試される難易度やや高めのルートでした。
ちなみに、一番メジャーな天神尾根の登山記はこちら。
雪山登山におすすめの山はこちら。
雪山登山におすすめの装備・ギアの紹介はこちら。
駐車場は谷川岳ロープウェイのベースプラザ駐車場を利用。平日500円、スキーシーズンの土日は1,000円
積雪期はこちらの谷川岳登山指導センターの裏手から登り始めます。
尾根に出るまで直登します。
いきなり急でヒートアップ。
今回はアイゼンは10本爪以上必須、ピッケルも必要です。
30分ぐらいで尾根に出ました。
この鉄塔が目印。
朝日がお出迎え。
ド直角!
少し歩くと天神尾根の天神山が見えました。
けっこうな雪庇があり、近づかないように歩きます。
序盤はそこまで急ではない快適な尾根歩き。
鎖場ありますが、そこまで危険ではなかったです。
出発から約2時間ぐらいでラクダのコブに到着し小休止。
カメラのフードがずれてしまい、たまに右上に黒いのが写ります…
ガスが退いて先が見えちゃったんですが、あれ登るの・・・?
ほぼ壁じゃないすか??
めちゃくちゃ怖気づく…
でも、実際は壁ぐらいの角度ではなかったです。
右には東尾根と一の倉沢の岩稜。
著者には縁の無いクライミングのメッカ。
魔の山谷川岳の遭難事故の大多数はあちらで起きてます。
左には緩やかな天神尾根。
このルートで帰りたくないので、下山はあちらを歩きました。
ちょっとガスってる感じが雰囲気出ていい感じです。
このラクダの背辺りから先はけっこう緊張ポイントが続きます。
怖い怖い。
わかりにくいですが、左はすとーんと切れ落ちてるので慎重に。
壁が近づいてきましたー
振り返る。
先ほど休憩したラクダのコブ。
向こうには上州武尊山。
あちらのお山も雪山登山におすすめ。
取り付き開始!
怖いのであまり振り返らないように。
と思っててもたまに振り返ってしまった。
斜度は45度ぐらいあるように感じました。
まあまあコンディションが良くステップがあったので階段を上がる感覚で登れましたが、コンディション次第では難易度がかなり上がりそうでした。
怖かったー
こりゃ高所恐怖症や雪山初心者にはおすすめできないです。
難所を無事クリアするも、まだまだ登りが続きます。
チラっと山頂が見えはじめました。
えっほえっほ。
山頂ロックオン!
ガスが退いてきました。
最後のザンゲ岩の急登。
まあまあ急でこの辺も緊張しました。
自然の芸術だ。
キラキラしたシュカブラも芸術的。
振り返る。
よく歩いてきたなー
もうすぐ天神尾根と合流なので、天神尾根から来る人々が。
その天神尾根と向こうに赤城山。
山頂。
左手前がトマの耳(1,963m)で右奥がオキの耳(1,977m)
爼倉(マナイタグラ)がかっこいい!
まさに銀嶺!
天神尾根と合流しました。
奥には平べったい苗場山。
肩の小屋と西へ続く万太郎尾根。
トマの耳に着きましたー!
出発から4時間ちょっとでした。
からのオキの耳!
あちらにも行ってみましょ。
もりもり育った雪庇。
近づかないように。
まあまあ近いので10分ぐらいです。
有名な岩。
到着!
からのトマの耳!
たまらん!!
ほんと映える頂だ。
戻りましょ。
鞍部は強風でした。
そりゃこんなエビのしっぽも出来ちゃうよ。
素晴らしい。
肩の小屋付近にてランチ休憩。
雪山は鍋焼きうどん率高め。
温まったー
小屋前。
こちらも芸術的。
とても賑わっておりました。
雲一つないド快晴!
これだから山はやめられない。
帰りは天神尾根で。
すごい人。
バックカントリーのスキーヤーやボーダーもたくさんいて
みんな気持ちよさそうに滑ってました。
右にマナイタグラ。
ほんとかっこいいです。
万太郎山はまだまだ雪がどっぷり。
天神平が見えました。
少し下って振り返る。
やはり天神尾根は緩やかで歩きやすい。
この山からの武尊山の眺めが好きです。
あちらは初心者向けで登りやすいですよ。
ほんと快適な尾根歩きでるんるん。
唯一少しスリルがあたところ。
イケメン過ぎて何度も振り返ってしまう。
雪洞掘って泊まってる人たちもいました。
さっき歩いた西黒尾根。
壁みたいなところも見えました。
やはり急だわ。
天神平に到着!
最高の達成感と絶景をありがとう!
雪山がもっと好きになりました。
最後に
この時はコンデイションが良かったので登れましたが、冬期の谷川岳は天気が荒れる事も多く、特に西黒尾根は天候やコンディション次第で難易度が変わります。
挑まれる方は出来たら経験者に同行してもらった方が良いと思います。
装備はもちろんアイゼン(10~12本爪)・ピッケルは必須。ヘルメットも持って行った方が良いかと思います。
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