涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ
よく言ったものですわ。
今回は穂高のピークは踏まず、ただ上高地から涸沢の紅葉を1泊で見に行ってきただけの山歩き。
今年は色付きがそんな良くなく”当たり年”ではなかったけれど、十分満足いく絶景が見れました。
到着しテント設営後から翌日の下山までずーーっと雨でしたが、よい経験ができました。
なので、そんな映えた写真も無ければ枚数も少なめです。。
ルート・コースタイム
一番オーソドックスな上高地バスターミナルからのピストンです。
上高地から横尾までは約3時間の林道歩き。横尾から涸沢までは少し登山っぽい道になりますが、さすが有名な涸沢カールへのルートなだけありよく整備されており危険個所もありません。お子さんもけっこう見かけました。
駐車場
関東方面からなので、今回もバスターミナル隣接の沢渡第3駐車場(かすみ沢駐車場)を利用しました。1日700円。
トイレはバスターミナルに有り。とても綺麗。
ハイシーズンの3連休でしたが、翌日は天気が悪い予報のせいか車はそこまで多くなかったです。
始発が5時なので混むだろうなーと思い4時半ぐらいにチケット売り場に行くも、そんな混んでなく始発に乗れました。往復2,400円。
テント場の場所取りが目的で始発にしましたが、結果テントはそこまで多くなかったし遅くても良かったです。
4:50に出発しました。
25分ぐらいで上高地に到着。
まだ暗いけどうっすら明るくなってきたのでヘッデン点けずに出発。
夜明け前の河童橋。
スマホのナイトモードで撮影したからこんな感じだけど、実際はもっと暗かったです。
木々の合間に朝焼けが見え、今日はいい天気か?とウキウキになる。
それより、今回はピークを踏まない山歩きで涸沢は一度行ってるのでほんっっと気が楽。なんか観光気分。
この辺のピークは全部岩々しく急峻で心構えというか緊張する。それが無いだけでこんな気持ちが違うのかーと思いました。
ちなみに、3年前に訪れた際の奥穂高の山行記は
途中の明神岳を眺める。
今回はお水がどこでも手に入るので持って行かず、加えて軽量化もしたので前回より軽快軽快。
涼しい時期というのもあり、往復行動中はトータル1Lも水分飲まなかった。
やや早歩きで50分程で明神に到着。
ここまでは上高地からのハイキングロードなので、上高地に泊まり”朝のお散歩”をしている観光客がけっこういました。
まだまだ癒しの林道歩き。
壊れちゃってたけど、クマよけの鐘。
一昨年2020年の9月に上高地のキャンプ場でクマに襲われた事件あったし、3年前の涸沢でもクマ見たし、けっこう身近にいるんだと意識。
徳澤へ。
上高地の小梨平キャンプ場もそうだったけど、テントすごく多かった。
恒例のこちらで帰りに食事しました。
涸沢ヒュッテでも食べれるし、食事持って行かなくてもいいレベル。
現に、自分は涸沢の売店で夕食したので、持ってきた夕飯は手を付けなかったです。
そこから1時間ちょっとで横尾に到着。
いつも賑わっててウキウキする場所。
ドコモは電波MAX入りましたが、涸沢はほぼ入らずたまーに1入るかぐらいでした。
いつか全部歩いてみたいけど、ギザギザ稜線は無理かな。
もう11km歩いたけど、ここからあと6km。
てことは、往復34kmか。
半分以上は平坦で急な登りなどは全く無いけど筋肉痛になりました。
昼飯食べて、向かいますかね~
涸沢に向かう感じがしてアガる~
時間的にはちょうどあと半分。3時間。
少し歩くと屏風岩。
けっこうな存在感。
次の休憩ポイントの本谷橋までもそこまで急なところは無く、実に歩きやすい登山道。
そして、今回はさすがメッカのピーク。
前日と本日はまあまあ天気良かったので、下山客とかーーーなりすれ違いました。
しかもツアー系団体もたくさんいて、こんにちわ無双。ダントツ過去一。
でもある意味貴重な経験が出来ました。
登山道はまあまあ広めなので、すれ違いのストレスはそこまで無かったです。
本谷橋に到着。
大変な賑わい。
少し上に小さな橋が出来てました。
こんな小さな子もけっこういて、いつか息子も連れて来ようと思いました。
それにしても、登山道は良く整備されててほんと歩きやすかったです。
こないだの南アルプス南部とは大違い。
本当に感謝です。
涸沢か?と思ったら違うカールでした。
この辺から色づいた葉が多くなってきてルンルンになる。
山の赤はやっぱナナカマドだよな~
7回かまどに入れても燃え残るほど燃えにくいというのが由来だって、こないだテレビでやってました。
Sガレ。
落石の恐れがあるので素早く通過。
奥穂の岩稜が見えた~
てことは、もうすぐだ~
曇りですが、まあまあいい色してますね。
紅葉の涸沢感出てきましたよ~
涸沢ヒュッテ手前の最後の登りを経て
キターーーー!!
まあまあイイ感じじゃないすか!
たまらーーん♪
ナナカマドを添えて。
さあ、テン場の場所取りしましょ。
思ってたよりテント少ない!
そりゃこの後から明日まで雨予報ですしね。
前夜は1000張だったとのこと!
コンパネGET! 500円
でも、けっこう近くのコンディションいい感じの場所取れたので、コンパネ無くても良かったっぽい。
幕営代は一張り2,000円になってました。
どこもこの金額で定着した感じすね。
マイホーム設営終了。
2回目の涸沢。
3,000mの峰々に囲まれた日本でも希有な場所。
穂高に抱かれてる感じがして、とても幸せでした。
腹減ったので売店へ。
名物のおでんは売り切れてたので
カップラーメンやら
ビール2本飲んだり、すでに宴。
そんな人たちがたくさんいました。
少しするとポツポツと。
大賑わいだったデッキにも人がいなくなり、売店付近に屋根があるのですし詰め状態に。
良かった…降る前にテント設営出来て。
たまにザーザー大降りになったり、この後明日の下山まで雨が止む事はありませんでした。
3年前に登ったザイテングラートを見上げ、思い出に浸り
マイホームに帰りましょ。
15時ぐらいにテントに戻り、まず一度寝。
起きると日が暮れていた。
他のテント場も多いけど、トイレが遠くて面倒。
雨脚が強まり、テントの中でゆっくりまったり時を過ごしました。
電波の無いテント場での暇つぶしは百名山なんかもおすすめです。
翌朝。
3時頃起きましたが、雨が強く萎えてしまい2度寝3度寝。結局5時ごろ起き、初の雨ザーザーの中のテント撤収作業。
テントの中ですべてパッキングを済まし、出てササっとテントをたたみザックの外ポケットへ。
何事も経験。少し要領掴めたかも。
涸沢ヒュッテにさようなら。
行列下山。
けっこうな川になっている場所が何か所かありました。
本谷橋まで来ればもう安心。
修行の様でしたが途中から順応してきて、ランナーズハイじゃないけどレインナーズハイみたいになってました(笑)
川ですわ。
屏風岩にはガスがかかり、滝が何本も出来てました。
徳澤園にて涸沢ヒュッテで食べ損ねたおでんをペロリ。
ザーザーの中黙々と歩き
緑とパチパチと雨音のみの世界を堪能し
徳澤から2時間ぐらいで上高地にただいま。
涸沢出発して、休憩&昼飯入れてトータル約6時間ぐらいでした。
穂高はまだまだ雲がスッポリ。
山賊焼き串をガブリ。
下山後の温泉は、ちょっと車を走らせ松本市内の瑞祥さんへ。
松本市内は晴れてました。。
そこでもまた山賊焼きでお腹を満たし帰宅。
コンディションは良くなかったですが、けっこう楽しめました。
今度は北穂登りたいのでまた数年以内に涸沢は行くでしょうね。
おしまい
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