宮城県と山形県の県境に位置する蔵王山（蔵王連峰）。最高峰は熊野岳で標高は1,841m、日本百名山に選ばれています。
冬は広大な樹氷群が見られることで有名で、その見事なサイズから『スノーモンスター』と呼ばれています。
山形側の裾野に広がる蔵王スキー場の蔵王ロープウェイを利用すればピークの一つである地蔵山直下まで行く事ができ、一般観光客でも間近でモンスターたちに会う事が可能です。
もちろん、雪山登山でも有名な山なので友人と2人で最高峰の熊野岳を攻めに行ってみましたが、爆風ですぐ近くの地蔵山（1,736m）までしか行く事ができませんでした。
正味40分ほどのさんぽ的雪山ハイキングでしたが、真冬の蔵王の絶景を拝むことができたので、こちらに記録を残したいと思います。
ちなみに、雪山登山におすすめの山はこちら。
雪山登山におすすめの装備・ギアの紹介はこちら。
ルート・コースタイム
蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅から地蔵山のピストンです。
一応ゲレンデマップ載せておきます。
13:25蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅 ⇒ 13:45地蔵山頂13:50 ⇒ 14:00蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅
総距離：約900m 標高差：約約80m
合計山行時間：35分
コースタイムを記すほどでもないぐらいの雪山さんぽです。
ポチップ
駐車場
基本的には蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅前の『横倉第1駐車場』を利用してますが、埋まってると少し上がった蔵王アストリアホテル手前の臨時駐車場に案内されます。
可能台数：約140台
料金：無料（1～3月、土日祝日、年末年始は有料1日1000円）
登山記
実はもう3年連続冬の蔵王には来ていて、過去2回は地蔵山へも登れないぐらいの猛吹雪。
3回目の今回も天気は良くない予報だけど習慣化されたので来てしまいました。
昼頃に到着し、駐車場は混んでいたので1kmぐらい上の臨時駐車場へ。
スキーヤー・ボーダーは滑ってリフト乗り場まで行けますが、我々は登山ファッションなので車道を歩いてロープウェイ乗り場へ向かう。
今年も樹氷の生育良さそうですね～
このロープウェイからの景色が好きなんです！
乗り継ぎ、地蔵山頂駅到着。
冷凍庫の世界。
やはり今年も視界不良＆暴風。風速20ｍ弱ぐらい予報。
ですよね。なのでグルメ旅の意気込みで来ましたよ。
3年連続地蔵さんと記念撮影♪
いつもの山頂駅にあるこちらのレストランで
樹氷見ながらベロっちゃいます。
芋煮うどんがめっちゃ美味しい！
まったりしてたら、なんと晴れてきました！
よしっ！登るぞーー！
きたーー！
3年目にしてやっと見事なスノーモンスターに会えました！
芸術作品ですね。
いつまたガスってくるかわからないので、まだ風は強いですがあそこの地蔵山まで登ってみることにしよう。
無雪期の標準コースタイムだとたった10分ですが
1年前は強風・腰ラッセルで即撤退しました…
モンスターたちがたっくさん。
壮観ですね～
今年は雪が多いし立派に感じます。
シュカブラもいい感じ。
自然ミュージアムだ。
腰ぐらいまで埋まってしまい、途中からワカン履きました。
風が強く過酷だけど、晴れてるので最高の気分。
振り向くとこんな感じで、山頂駅はすぐ近くです。
コンディションさえ良ければほんと散歩感覚で登ってこれます。
皆さま、樹氷と戯れてますね～
そして体よろめくぐらいの爆風が吹き始め、なんとか踏ん張って登り
地蔵山山頂ついたー！
爆風のゴォォォーという音しか聞こえない、この世の終わりみたいな光景。
あそこに最高峰の熊野岳が見え、往復一時間ぐらいで行けそうでしたが、あまりにも風が強く怖いので諦めました。
自然はすごい。
こんなところに長居したらあの世に行っちゃうよ。ていうかあの世みたいな景色。
あちらに帰ります。
たった30～40分のおさんぽハイキングでしたが、見事な蔵王の絶景が見れて大満足です。
さよーならー
ちなみに、この年の秋の無雪期に4度目のリベンジで熊野岳は無事登頂しました。
【おまけ】泊まった宿を3軒ご紹介
蔵王温泉は大好きな温泉なので、毎回泊まりで来ています。
正月に3年連続訪れたので、その際の宿をご紹介します。
えびや旅館
温泉街の上湯共同浴場前にある旅館で、普通のTHE 温泉旅館な感じで良かったです。
1泊2食付きで11,000円ぐらいでしたが、時期や経由サイトなどにより変動するので、値段は参考までにと考えてくださいませ。
やはり夕食のジンギスカンと温泉が最高！
夜の温泉街の散歩も最高でした。
お食事処・お泊り処・お湯処 ろばた
ここめっちゃくちゃ良かったです！
簡単に言うと、ジンギスカン居酒屋の上の階で寝れる温泉宿って感じです。
こちらの謳い文句に偽りなし！
部屋も清潔で全室ロフト付き。
極上のジンギスカンを堪能♪
しかも、お酒オーダーして部屋で飲める！
そして温泉は基本貸し切り。3部屋しかなく3組しかいないので全然かぶりませんでした。
温度もちょうど良くてほんっと最高な湯だった。
外に無料の足湯もありました。
一人3～4杯飲んでも15,000円いかなかったと思います。
蔵王温泉 オークヒル
蔵王エリアの北側、蔵王スカイケーブルの近くにあるホテルで、『THE スキー場の宿』的な感じでとても居心地良かったです。
ペンション的な名前ですが、和室もあり温泉旅館のようでした。
温泉の写真は撮れませんでいしたが、もちろん最高で食事も量が多く美味しくて大満足でした！
ちなみに、この周辺ではスノーシューハイキングやスノートレッキングなどのウィンタースポーツも盛んで、【アクティビティジャパン】では色々なツアーが探せますよ！
⇒蔵王エリアのスノーレジャー・ウィンタースポーツ情報を【アクティビティジャパン】で見てみる
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