日本に住んでいる皆さまは基本的に海外へ行く際は飛行機を利用しますよね?
なので海外を旅しているとバスや列車、車、徒歩などで陸路で国境を越えるという事がとても新鮮で、自分は陸路越えにこだわった時期がありました。
そんな陸路越えをしていくうちになんだか船で国境を越えるのも楽しそうだなーと思い何度かそんな旅をしてみました。
基本的には大型のフェリーが多いのですが、甲板で異国の潮風を浴びながら旅情に浸るひととき。ワクワクとドキドキ。なんとも言えない高揚感。
けっこう中毒性があるんです。
少々マニアックですがここでは著者が経験した海路の国境越えルート3選をご紹介したいと思います。
フィンランド ~ エストニア
まずはフィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンへの海路国境越え。
距離は約60kmで所要時間は2時間~2時間半ほど。フィンランド湾を渡るルートになります。
こちらで紹介する3選の中では一番行きやすいプランかなーと思います。
フェリー会社はタリンクシリヤラインがおすすめ
ヘルシンキ~タリンのフェリー運航会社は主に3社あります。
- タリンク シリヤ ライン Tallink Silja Line
- ヴァイキング ライン Viking Line
- エケロ ライン Eckerö Line
運行本数は夏季・冬季で若干変わりますがタリンクシリヤラインは一日6~9本、ヴァイキングラインは一日2~3本、エケロラインは一日に約2~3便。
どちらもネットでチケットが取れますが、タリンクシリヤラインのサイトは日本語対応しており本数も多かったので自分はこちらを選びました。
他も翻訳すれば簡単に予約できそうです。
タリンクシリヤライン | https://en.tallink.com/ja/japanese |
ヴァイキングライン | https://www.sales.vikingline.com/ |
エケロライン | https://www.eckeroline.com/welcome-japan |
一括検索は
料金は時期にもよりますが片道大体20€~50€ぐらいです。
フェリー会社により港が違く、乗り方などはこちらのブログが参考になりました。
船が快適過ぎて2時間があっという間
ヨーロッパの船ってすごいんです。
飲食はもちろん、スーパーなども入っており充実していてなんかオシャレ。
2時間なんてすぐ経ってしまい、正直言うともうちょっと乗ってたいと思いました。
他にもヘルシンキからは色々な都市へフェリーで行ける
ヘルシンキは港町。
たくさんの航路があるのでエストニア以外にもスウェーデンやデンマーク、ドイツなどへも船で行く事が可能です。
優雅なバルト海クルーズを楽しんでみては?
スペイン ~ モロッコ
お次はスペイン~モロッコ。
ユーラシア大陸からアフリカ大陸へ。かの有名なジブラルタル海峡を渡るルートです。
スペインのアルヘシラスからモロッコへのルートは主に3つある
スペインからモロッコへ行くにはスペイン南部のアルヘシラスという町から行くのが一般的。そのアルヘシラスからモロッコへの海路は主に3つあります。
- アルヘシラスからモロッコのタンジェ(約1時間半~2時間でタンジェの東45km離れたタンジェ新港に着く)
- アルヘシラスからモロッコにあるスペイン領セウタ(約1時間ぐらい)に渡り、陸路でボーダーへ
- アルヘシラス隣にある街タリファからモロッコのタンジェ(約1時間ぐらいでタンジェ市内メディナ近くにある旧港に着く)
著者はスペインのアルヘシラスからモロッコのシャウエンに行く予定で途中テトゥアンという世界遺産の町に寄りたかったので2のルートを選びました。
ちなみにこのルートの詳しい旅行記はフォートラベルにアップしております。
船はたくさん出ている
著者は事前に一番有名なBALEARIAという船会社を予約して行きましたが、たくさん出てるので直接港に行っても購入可能だと思います。
事前予約はこちらの一括サイトがおすすめ
料金は時期にもよりますが30€~40€。
ユーラシア大陸からアフリカ大陸へ!ロマン溢れる船旅
ジブラルタル海峡は昔学校で習った方が多いと思うのでかなりの人が知っているかと思いますが、実際に渡ったことある人は少ないかと思います。
一番狭い所で約14km、大体20kmぐらいしか離れてないので船からはユーラシア大陸とアフリカ大陸の両方を見渡すことができます。
あまりの近さにビックリ。1~2時間ぐらいで着いてしまうのでもう少しロマンを感じたいと思ってしまうぐらいあっという間です。
厳密に言うとセウタはスペイン領でそこからは陸路で国境を越えるのでフェリーで国境を越えませんが、その辺は大目に見ていただけると幸いです。笑
正直テトゥアンやシャウエンに向かう方はセウタの方が近いです。
ヨルダン ~ エジプト
最後はヨルダン~エジプト。
ヨルダンのアカバ~エジプトのヌエバ(ヌウェイバ)を結ぶ紅海を渡るルートです。
少々マニアックですが世界を回っている旅人には有名。
紅海の幅は約10~20kmぐらいですがアカバからヌエバは約80kmぐらい距離があり、約3時間ぐらいの船旅です。
何かと時間がかかるので時間の余裕がある人向け
ヨーロッパと違いさすが中東。何かと色々時間がかかります。
航海時間は3時間ほどですが自分が乗った時は大幅な遅延に見舞われ、まずアカバの港で24時間以上待たされ、乗船に約2時間、下船にも約2時間ぐらい待たされました。
その時の旅行記をフォートラベルの方にアップしていますので、狙っている方は参考にでも。
紅海がめちゃくちゃ綺麗
世界を旅している旅人には有名ですが、紅海はめちゃくちゃ綺麗で有名。
特に荒涼とした砂漠とのバランスが最高にマッチしていてすごく感動しました。
いつか行ってみたいルート
いやぁ、やっぱり船っていいですね!
他にも福岡~韓国(プサン)やドーバー海峡を渡るイギリス~フランス、イタリア~チュニジアなどめちゃくちゃ魅力的なのでいつか行ってみたいと思っております。
せっかく島国日本に住んでいるからこそ船に多少は馴染みがあるかと思いますので、是非とも海路での国境越えも皆さま楽しんでいただければと思います。
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